GONTEXやいかに
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2019/09/GOPR1094_1568887614154_high-1.jpg?fit=833%2C625&ssl=1)
仕事の合間を縫って、明日のトレイルレースの支度をする。
三河高原トレイルランニングレースから、
招待選手として4回目のオファーをもらった。
明日は新城の山の中が舞台。
それも、雨の中だろう。
着替えやタオルをいつもより多めに支度して、スリップ用に手袋も準備。
気象条件によって装備を変えられるように、
ウェアやシューズも3パターンぐらい考えながら荷造りをしていく。
コースは全て走れる、高速トレイル。
走れる事が辛いコースでもある。
泥だらけになりながら、時に滑って吹っ飛んだりもありそう。
膝を手術してから、特にトレイルレースでは、テーピングを使うことが多くなった。
古傷の保護と、新たな怪我を防ぐ、予防としてのテーピング。
守りたいのは、関節だ。
なるべく関節が動かないようにするには、
伸縮性の低いテープか、非伸縮性のものを使ったらいい。
それが有効なのは、既に損傷している状態で、
どうしてもプレーを続行しなければならない場合か、
医療機関までの搬送に時間が掛かる時の応急処置に限る。
僕が保護のために使うテーピングは、関節に動きを残しながら、
突発的かつ破壊的なベクトルが掛かっても、
可動域を逸脱しないように、制限バリアを作る。
スピードの出せるトレイルで、しかも雨の中だとしたら、
石や岩で滑る、躓く、泥で滑る、
木の根で滑る、足の操作性が悪くて引っ掛かる、なんて事もザラだろう。
いつもは手に入りやすい、ニューハレ(静岡県磐田市)のテーピングを使うのだけど、
明日はGONTEXのテーピングを使ってみようと、カットしてみた。
なぜGONTEXかって、色々と試すと世界が広がるから。
ただそれだけ。
ニューハレよりもきめが細かい織り方で、
テロテロした張り感があるテープ。
練習で使わずに、いきなりレースで使う事って、
怖くないかと聞かれることがよくある。
レースの条件はレースでしか揃わないから、何事もレースで試すのが一番いい。
何かしらの収穫と、改善点や反省点も見つかる。
それに、レースで使ったものが機能しなくて走りが崩れるのは、
ギアに問題があるのではなくて、
根本的な走力に問題があるからだと思っている。
多少の条件の違いで崩れる程デリケートなのは、カッコ悪い。
身も心もタフじゃないと、
どこへ行っても生きていけない。
グチャグチャの泥んこレース。
何回クラッシュするだろうか。
終わったらシャワーを浴びることが出来るので、
童心に返って、思い切り汚れてきたい。