JOGと味噌汁

僕の体の半分は味噌汁でできている。
この間のブログの流れを引きずっている。
味噌汁と一口に言っても、実際には人の数だけ味噌汁がある事に気が付いた。
同じ味噌汁は、永谷園の味噌汁だけ。
永谷園の味噌汁は、日清カップヌードルと並ぶ、
日本が世界に誇る最高傑作だと思っている。
家で手作りした味噌汁は、ひとつとして同じものは作れない。
味噌の量、使う具材も全部バラバラ。
同じ事が、ランナーの基本練習である、JOGにも言える。
JOGと言っても、ペース、傾斜、路面はみな違う。
どんな動きでやるか、どんな意識でやるか、または何も考えないでぼーっとするか。
言葉とイメージ、実物に隔たりがある。
これが、味噌汁とJOGに共通している。
JOGって言ってるのに、
もはやペース走だったり、ビルドアップ走になってたりするのと同じように、
味噌汁って言いながら、鍋になってたり、麺が入ってたり、本当に汁だけだったりする。
書いていて気が付いた。
そういう事って、いくらでもある。
ようは、どんな水準なのかということだ。
麻婆豆腐にしても、普通が既に辛めなのか、辛くしないと辛くないのか。
「うちの店は元が辛いですが、辛めにしても大丈夫ですか?」
と言われて、どんなもんじゃいと思って頼んでみて、
本当に痛い目を見たり、見なかったりする。
自分なりに、一定のラインを保ちつつ、
その内容、実際をアップデートし続けること。
仕事にしても、走り方にしても、遊びにしても、
ライフスタイル全部ひっくるめて、トライ&エラーの繰り返し。
基本はルーツを守りながら、アレンジはトレンドで、じゃんじゃん試す。
これが面白いんだな。
JOGと味噌汁には、生き方が詰まってる。