風との戦い
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2019/10/IMG_20191019_164923.jpg?fit=768%2C576&ssl=1)
福岡国際で今年のレースは全ておしまい。
振り返ってみて、気が付いた事と課題を整理して、
改善につなげていく事の繰り返し。
ほんの少し変えるだけで、楽に走れるようになってきた。
こんな事に気が付かなかったなんてね。
そういった経験を積み重ねていくしかない。
レースも暫くないので、走れる時間に、走れるペースで走っている。
徐々にマラソンの疲労が取れて来たら、トラックやロング、傾斜を入れていく。
これからの季節、僕のホームグラウンドのトラックは、信じられないような強風が吹き荒れる。
ペース走やインターバルなんて、到底無理っしょ。
と言いたくなるぐらい、吹く。
風の弱い日が珍しいぐらい。
涙が出てきそうになるぐらいの強風に向かって走ると、
体の動きが良くなってくる。
だから、1月や2月、3月位までは、例年よく走れる。
押し戻される事で、逆に前に進むコツをつかむ事ができる。
風が収まってくる春以降は、急激に走れなくなる。
向かい風に当たらないと、前への進み方を忘れるらしい。
向かい風って、自分にとっては欠かせないもの。
しかしまぁ、竹が折れそうになるぐらい吹くのを見ると、
あー、今日はやめとこっかな。
風強くて無理だな。
って、正義感と正当性をまとった、弱い自分が顔を出してくる。
大概のモノゴトの妨げになっているのは、
この正当性という化けの皮を被った、ウザい自分なのだ。
いかにもそれっぽく、賢そうに振る舞って、
できない理由と、やらない理由を並べ立てる。
そうやって自分を納得させて、適当に時間をやり過ごしていく。
もしそういった人と何か一緒に仕事する事になったら、
僕は初日でドロップアウトするだろう。
こんな人間とは、やってられないと。
でも、そんな人間は、自分の中にも居るのである。
それも、結構ど真ん中に。
今年の冬は、風の強い日程、トラックで走ってやろう。
ウザい自分を駆逐するのだ。
ケチョンケチョンにしてやるのだ。
上手くいかない理由の99%は、自分にある。
さー、明日も頑張ろう。