過去の痛みを振り返る
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走り始めてかれこれ15年ぐらい経つ。
野球と兼ねていた時期もあったけれど、もうランだけになっている。
その中で、故障というものは一切ない。
怪我はある。
怪我とは、物理的な構造の破綻。
折れたとか、切れたとか、剥がれたとか、欠けたとか、めくれたとか、
そういうものを怪我という。
持続的な負荷による、勤続的なものが原因になることもあるが、
圧倒的に多いのは瞬間的な破壊的圧力によるもの。
転倒や落下、それに伴う捻転、接触、衝突、などがある。
専門的には外傷の事。
これに当てはまらないモノを、故障と呼ぶ。
自分の場合、怪我は3年前に山下りで捻った膝の損傷のこと。
故障は、全く無い。
どこかしらに痛みが出たとしても、数日で解決する。
その中でも、唯一この痛みは辛かったなというのが、お尻の痛みだ。
大転子から、仙骨をつなぐ横のラインが痛み、
脚に力が入らないような状態になった事がある。
まだ、膝を手術する前の事。
原因は分かっていた。
あるメーカーのシューズを履いてから、
急に股関節周りの筋肉が硬直する現象が起きた。
年々改良が加えられ、今でも多くのランナーに支持されているシューズである。
オトナの事情で、名前は出せない。
モデルチェンジしても、良くなる事ばかりではない。
この年のチェンジは、軽さと引き換えに、大事なものを失ったのだと思う。
手に持っただけでは分からない、
走ってみないと分からない、シューズのクセというものが存在する。
そのシューズは、踵の転がり方に特徴があった。
直ぐに、その問題点に気付いたが、何せまだ新品同様なので、
勿体なくて10日間程履き続けた。
股関節周りの筋肉のこわばりは、やがて痛みに変わった。
軽さと反発性、グリップの良さで、スピードが出るというのが売りのシューズ。
その通りで、確かにスピードは出た。
ただ、材質の改良による性能の向上に、形状の改善が追いつかなかったように思う。
一度起きた炎症はかなり強いものだったけれど、
潔くシューズを変えると、直ぐに痛みは治まった。
踵の材質だけでなく、全体として足の転がりを阻害しない構造になっているか。
シューズ選びと故障の予防は、そこが大事。
マイナスにならないものを選ぶ!!
ケツの痛みは、シューズを見直すのがいい。
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