足と呼吸
科学的に説明のつくもの、
理論的に成り立つものであること。
そこに嘘や似非科学が無いこと。
整体師として、根にしなきゃいけないと考えている事。
じゃないと、インチキが蔓延る。
治療院業界って、そのラインを限りなくグレーにしてる所が多い。
一方で、まだ解明されていないけれど、
確かにそこにあって、
感じられるもの、
傾向としてあるように思えること、
そんな「感覚的」なものの存在も、僕はとても大事だと思っている。
分からなかったもの同士がつながって、発見があったり、
理解が深まったり、
また新たな謎が生まれたりする。
その感覚が共有できると、知らず知らずのうちに仲間になっていったりする。
僕は足の感覚を大事にしている。
地面の硬さや、凸凹、段差や、滑りやすさ等の、足裏から入ってくる情報は膨大だ。
着地の衝撃や、体の傾き、それを受け止める骨格や筋肉の状態も、
全て足の裏から入ってくる。
足裏から入ってくる情報、その感覚で、
脳は自分の振る舞い方を決めている。
それはテイスティングのようなもので、数値にはしにくい。
言葉にするのも、なかなか難しい。
足裏が機能している時、気分も変わる。
見える景色も変わる。
地面に足を着いた感覚で、人は自分の状態を測っている。
走る時も、足が上手く転がっている時は、呼吸が楽になる。
転がっていない時は、その逆。
上手く転がっているから、呼吸が楽なのではないかとも考えたが、
明らかに足裏と呼吸中枢がライン(LINEじゃないぞ)で繋がってる感覚がある。
足裏が呼吸を開放してくれているような、そんな感覚。
デリケートで繊細な足。
足から入る刺激が、僕らを作っていると言ってもいいかもしれない。
今朝はそんなところで、よき1日を!