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静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

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膝のすり減りと再生

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体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
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関節のすり減り、痛みに、グルコサミンやコラーゲン配合のサプリメントを!

みたいなCMはもう、何年も毎日放送されている。

決して安くない。

美味くもマズくも無い。

 

それで、「いや~膝がこれで良くなったのよ」という人に会った事があるだろうか。

 

軟骨成分配合のサプリメントで膝が良くならない理由は、大きく分けて3つある。

 

1つ目は、膝の軟骨はすり減らないこと。

内視鏡で穴を空けて膝の中を見てみればわかる。

僕は見たよ。

壊れて動かなくなった自分の膝の中を。

20年以上酷使してきた膝の中を。

 

軟骨の表面はツルッツル。

擦ろうにも、擦っても擦っても、滑っちゃって、擦れない。

更に、関節の中は更に滑りやすい関節液で満たされている。

ツルッツルの軟骨の表面に、摩擦が起きない液体が塗られている。

 

氷と氷を合わせて滑らせた摩擦係数が、0.02。

スケート靴のブレードと氷は0.005。

軟骨と滑液は、0.003と言われている。

地球上で最も滑りやすいものが関節だ。

 

ちなみに、人工物で最も滑りやすいものは、

ホウ化アルミニウムマグネシウム同士を接触させて滑らせた場合で、係数は0.02。

電動シェーバーの刃のコーティング等に使われている。

 

サプリメントで膝が良くない理由の2つ目は、成分が消化されてしまうから。

飲んだモノが直接届くのではなく、口から入ったモノは必ず消化される。

消化して吸収できる状態にして、体内に取り込まれる。

(吸収できないものは、排出される)

関節に良いとされる成分は、消化されるともう、その成分では無くなってしまう。

 

キュウリ食べても頭や腕からキュウリが生えて来ないように、

牛タン食べても舌が太くなったり長くなったりしないように、

魚を食べてもひれが生えて来ないのと、同じ事。

 

何ミリグラム配合されようとも、消化されれば別の物質に変わるし、

消化されなければ吸収されないという、何とも切ない現実がある。

 

3つ目は、膝が動かなくなるのはすり減りではなく、変形だから

軟骨には血管がほとんど通っていない。

軟骨は関節の中に満たされた関節液から、常に栄養を得て新陳代謝を行っている。

関節液は動かされる程に循環が良くなり、軟骨への吸収も上がる。

しかし、動きの不均衡や使用不足が続くと、関節の動きを妨げる形に軟骨が形成されていく。

設計された通りの動きが出来ないと、体はそこを保護しようとするので、

邪魔な軟骨がどんどん作られていく事になる。

結果、伸びない、曲がらない、腫れぼったい、変形した膝になっていく。

 

まとめると、膝はすり減ったりしないので、

正しい方向に動かし続ける事が、痛みの予防になり、ケアになり、治療になるということ。

これは、ランナーも同じ。

 

向きが違ったら、行きたい所に行けない。

たったそれだけの、シンプルなものが、この複雑な体を動かしている。

そんな視点で、整体してます。

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