腕相撲肘の再来

昨年の11月、こんな記事を書いていた。
結婚式で酒に酔った勢いで腕相撲選手権が開催され、
見事に初戦敗退を決めた後の、置き土産的な肘の痛みだった。
その肘の捻じれ方はなかなかのものであったたので、記憶にもよく残っている。
そして、同じくらいの肘関節の捻じれを起こした方が、
今日は初診でいらしてくれた。
きっかけは腕相撲ではなかったけれど、状態は似ていた。
清楚なマダムが、ゴルフができないことを悔やんでいた。
肘の痛みと言えば、野球肘というフレーズを聞いたことがある方も少なくないだろう。
野球肘の多くは、関節包周囲の癒着を伴っていることが多い。
癒着の原因は幾つもあるけれど、癒着を取るだけでも復活することもある。
腕相撲等で瞬間的力が加わって、捻じれた状態になってしまった場合、
癒着を取るだけでなく元のポジションに戻す作業が要る。
関節に正常な動きを戻すのは、鍵のかかった金庫を開けるような工程に似ている。
関節が柔らかい女性の場合、
重い物を持ち上げた際や、モノをつかんで引いた際にも関節がズレてしまうことがある。
カラダは柔らかいほどいい。
関節は大きく動くほどいい。
というのは大きな誤解であって、動きすぎる位なら硬い方がカラダは痛めない。
硬いものは柔らかく、柔らかいものは硬く。
その振れ幅の中に、ベストなポジションはあるのではないか。
フニャフニャの女性は、危ないなぁ。
今日はここまで。
ご一読ありがとうございました!