肩の裏でする息
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2017/03/IMG_4650-ANIMATION.gif?fit=648%2C972&ssl=1)
焼津みなとマラソンと中部選手権を終えて、しばらく試合も無いので、
ここ1週間はわざと回復させないプランでトレーニングをしている。
サーキットトレーニングで酸欠になったり、
ジョグも苦しい位に脚を追い込んだり、
そこで更に疲労を抜かずに距離を踏んだり、
疲労耐性を高めるためにわざと休ませないようにしている。
毎日筋肉痛だし、毎日脚が重い。
日に日にスピードが出なくなり、呼吸が上がる。
大したスピードでなくても、心拍数が上がる。
特に心拍計での数値は、生理学的な疲労の度合いを判断するのに役立つ。
イメージで言えば、
カラダを叩いて叩いて、起き上がろうとしてきたところを、
また叩くようなトレーニングの仕方だ。
回復させずに毎日過ごしていたところ、ある発見があった。
呼吸整体の中でも重要なポイントである、
肩甲下筋の感覚が際立ってきたのだ。
肩甲下筋を動かすとか、使うように心掛けるとかではなく、
ただ単に「動いているのを感じる」だけ。
それだけで、胸郭のスペースがグッと広がり、
大胸筋も肋骨を広げて空気を取り入れてくれるようになる。
まるで、肩甲下筋が肩甲骨の裏側で呼吸をしているような感覚だ。
人間のカラダは本当に追いつめられると、眠っていた機能が発動する。
脚は鉛のように重く棒のように感じられても、
肩甲下筋の酸素供給のおかげで、さらに重みを掛けることができるようになった。
勤続的な負荷をかけているので、大したペースでないのに心拍数が上がりまくっている。
余裕が無いのでペースが安定しない。
呼吸関連筋が動くことで、いかに呼吸に変化が起こるか。
それを身を持って体感しておき、その感覚を施術を通して共有する。
毎日の朝練習と時短トレが、アスリート専用呼吸整体に活きている。
何気なく深く呼吸できること。
これが大事。
カラダって面白いね!
それでは!