粗食か否か
「冷蔵庫が空っぽでさ」
日曜の午後、ふと奥さんがつぶやいた。
ようは買い物に行かないと、おかずが無いということである。
食材の買い出しは、子ども達にとっても楽しみのひとつであったけれど、
このご時世、家族での買い物は迷惑ですというスタンスの店ばかり。
子供達が居ない平日の昼の方が落ち着いて買い物できるし、
「ご飯と味噌汁は作れそう?」と聞いたところ、
「それなら作れる食材はある」という答えが返ってきたので、
買い出しの予定は無くなった。
うちの味噌汁は、年がら年中、ほとんど鍋に近いぐらい具沢山にしている。
豆腐と油揚げは必須で、あとは季節の野菜をふんだんに使ってもらう。
それにご飯があると、それだけでかなりお腹いっぱいになる。
あってももう1品、時にはサラダぐらいだろうか。
昨日はご飯と味噌汁、ヒジキと豆の煮物の3品。
質素に見えるが、それ以上、何が食べれるだろうか。
沢山食べても、お腹は苦しくならないし、
こういうシンプルな食事をした時は、特によく眠れる。
昨日は朝から昼まで、トータルで40kmほど走ったけれど、
今朝はその疲労感はほとんど無い。
ダルさ、重さもない。
ご飯と具だくさんの味噌汁さえあればいい。
体はどんどん動くようになる。
付け合わせに漬物や、ご飯のお供でアクセントも。
エネルギー消費が多かったり、育ち盛りなら、沢山食べたらいい。
色んなサプリメントや、色んな食事を試してきたけれど、
ここに行き着いている。
もちろん、栄養学や生理学、基礎医学をベースにした話。
いつの時代も、人間の生理学は変わらない。
体作りの本質も変わらない。