私は悪くない
走ると膝が痛くなる、、、、
そんな時、原因は何かと考える。
うん、それは当たり前のことだ。
僕はよく、聞いてみる。
心当たりはありますかと。
走るという行為がいけない。
走るのは膝に良くない。
同じ事は、走らない人も言う。
歩くと膝が痛みます。
だから歩けません。
歩くと膝を悪くします。
おー、そうか、そうか。
走ったからいけない。
歩いたからいけない。
あと多いのは、このシューズを履くと膝が痛くなる。
だからこのシューズは良くない!
そうね、そうね。
わかった、そう考えてるのか。
誰も、自分の体の使い方に原因があるとは、言わない。
そう言ったクライアントは、今まで1人も居ない。
どんな状態で、どんな動きをしたか、しているか。
フレキシブルで機能的な体を作っていくのに、必要なのは現在地の把握である。
筋腱、靱帯を含めた、関節の強度が低い状態で過負荷が掛かれば、
適応するために体は様々な反応を起こす。
大概は、それが痛みである事が多い。
また、関節の強度が低い状態であるという事は、
自分の体をどのように使うかという、
扱い方にも慣れていない事がほとんどだ。
関節が弱いまま、体のつくりに合っていない動かし方をすれば、壊れるのは当然。
原因は、そこにある。
動かし方、生活のスタイル、そこにしかない。
でも、みなさん、そこは見ない。
しかし、体は語るわけです。
歩き方、座り方、立ち方、どんな生き方をしてきたか。
僕ら整体師は、そこを診る。
あなたのそこが悪いんです、とは言わないが、
こうした方が良いですねは、バンバン言う。
自分の体と向き合う。
それが整体の特徴。