目線と視野の置き方で変わること
現代人で、裸眼でも十分な視力を保っている人は、少ない。
運転免許の更新時に、眼鏡の条件付きになっている人の方が圧倒的に多い。
元々は視力の良かった人(眼鏡無しでも問題ない)も、年齢を重ねるにつれて、視力の低下が起こる。
小学校高学年から中学生以降に顕著になる。
眼鏡無し、コンタクトレンズなし、裸眼でもよく見えるという人は貴重だ。
辛うじて見えるから、裸眼だとか、見えていないけれど放置という人もいる。
そんな視界で車を運転している人がいると思うと、おぞましい。
様々な説はあるけれど、結局の所は視線を置く場所の距離が近いことが原因だ。
更に、部分ばかりに集中して見ることによって、脳神経の緊張も高まる。
手元ばかり見ていると、ピントを調節する機能が落ちるうえに、持続的な緊張から頭や頚の不調に悩まされる。
姿勢や頚部の緊張を鎮めても、本人の視野の置き方、
「使い方」と「クセ」が問題なので、ここを変えないと問題解決にはならない。
「部分ばかり見ている」という息苦しい状態に気が付いて、
「どこも見ないように見る」という心地よい視線の置き方を味わうといい。
よく見ることと、注視することは違う。
また、固定化した狭い目の使い方は、全身にも緊張を及ぼす。
思い通りに体が動かない、力が出ない、すぐ疲れるのは、目の使い方にも問題がある。
どこも見ないように見ると、それだけで体の不必要な緊張が取れる。
スマホやパソコンだって、ざっくりと眺めよう。
しっかり見ちゃだめ。
流し読みするイメージで。
暑い位にいい天気、目の使い方ひとつで、頭も冴える1日に。
それではまた。