意識と力みを消す
フルマラソン対策で、30kmなんかをそれなりのペースでやるっていうのは、
1人では結構ハードル高い。
出来る事もあれば、失敗する事もある。
それなりに、回復にも時間が掛かったりする。
10月に2回やって、感覚が良かったのが時間走。
何分走る、何時間走る、みたいにして走り出す。
速くないペースで、でもたるませないペースで、淡々と刻む。
余裕を使い切らないで、長い時間体を動かす事に慣れる。
今日は、3時間やろうと決めていた。
ペース設定も距離も目標無し。
日差しが結構きつくて、持っていたボトルも途中で水切れ。
自販機で買った「マウンテンデュー」で復活!
一気飲みして走り出した時、炭酸ガスでお腹がキリキリしたけど、
すぐに気にならなくなった。
3時間が近づくにつれて、40キロで切れよくしておこうと調整。
40キロ:3時間4分54秒
汗かいてカラカラになったけれど、消耗やダメージは無し。
疲労抜きになった気さえする。
時間走やって毎回感じるのだけれど、
25kmや30km過ぎたぐらいから、
どんどん楽になっていく。
脚が回るようになって、リズムに乗れる。
2時間を過ぎてからの方が、ペースはいつも速い。
いい感じに疲れて、余計な力が抜ける。
そんな感覚がある。
それから、どんなルートを通ろうかと考えていると、意識が体から離れる。
体が自動運転モードになって、染みついた余計なクセ、力みが出なくなる。
よく「体の声に耳を傾ける事」が重要という。
あー、はいはい、わかりましたよそれ。
知ってます、知ってます。
やってます、やってます。
本当に?
耳を傾けるというのは、完全に耳を澄ませること。
こうしよう、あーしよう、こう動かそう、は一切無し。
ただただ、感じる事に徹する。
それって、超難しいよ。
3時間、壁に耳を貼り付けて、隣の部屋の音を聴き続けてみて欲しい。
そんなの、拷問に近いぐらい、やってられない。
体の声に耳を傾けるために、アプローチを変えて、自分の声を消したらいい。
体に対する「意識の働きかけ」を、シャットアウトする。
こうしよう、あーしよう、こう動かそうを消すほどに、動きが自動調整される。
目的、目標を定めて動けば、体は動き方を自分で選択してくれる。
誰が言ったか、音楽を聴きながらジョグするなんて、問題外。
みたいな、意識高い系のランナーの在り方ってあるけれど、
むしろ、音楽に集中するほどに、自分の声を消す事が出来て、
良い動きができるかもしれない。
あくまで、かもしれない。
30km以降の楽に走れる感覚で、いつでも走れるように、
フルマラソンも30km以降でペースアップできるといい。
今度は50kmにもトライしとこうか。