居ずまいの良し悪し
何と戦っているのか、よく分からなくなってきた日本。
ウイルスではなく、それを恐れる人の行動が、社会を変えている。
そこに在る、微細なDNAの塊よりも、人間の想像力の方が強い。
効果のある無しに関わらず、シールドして、マスクしていないと戦犯になる。
敵は、ウイルス?それとも、批判的な目?
やってるっぽいことしないと、非国民にされてしまう。
目まぐるしく変わる社会情勢。
狩猟民族でも農耕民族でもない僕らの生活は、貨幣経済で回っている。
買い物し合って生きている。
大きなお店、チェーン店に行くと、とにかく居ずまいが悪い。
そこに渦巻く、ギスギスした空気。
悪い事してるみたいな、そんな罪悪感すらある。
人を排除しようとする力が働いている。
殺伐とした空気が充満するのだ。
あー、この店、もう来たくないな。
生理的に無理。
さっさと帰ろう。
本能的にそう感じる。
逆に、個人の小さなお店は、安心する。
店主や店員がマスクしてても、受け入れられている感じがする。
あー、ここは居てもいい場所なんだな。
来て良かったな。
また本能的に、そう感じる。
衛生面に対策をするのは当然。
それはコロナ前から変わらない。
今僕ら個人店がやらなければならないのは、
お客さんの居場所を作る事。
身も心も落ち着ける場所を作る事だ。
どこもかしこもギスギスしてる今、小さなお店は無茶苦茶強い。
配慮はしても、壁は作らない。
色んなお店に行って、客目線に立つ。
それに勝る勉強は無い。