富士登山シリーズ前編に向けて
今日は長いので心してお読みください。
少し前に届いていたのですが、開封もせず放置していた封筒…
「第69回富士登山競走」の公式プログラムとゼッケンでした。
昨年初参加したこの大会。
富士吉田市役所をスタートして、ひたすら富士山を登るという、
全く「下らない」大会です。
5合目コースと山頂コースの2部門があり、
初参加者は5合目コースを制限時間内に完走しないと、
山頂コースへの参加権が得られません。
山頂コースへの参加は、2年目からということになります。
5合目コースが約15km
山頂コースは約21km
この大会、日本全国のランナーが集まります。
海外からの参加選手も多く、国際大会です。
実質的には、日本で最も強いランナー決定戦と言ってもいいかもしれません。
日本全国に散らばる屈指のレベル、
ジャパンクラスのランナーがこぞって競い合う大会なのです。
上位選手は、フルマラソンで2時間30分を切っていて、20分を切る選手もいる程。
僕は昨年5合目コースで出走。
初参加の無名3流ランナーなので、当然最後尾のスタート枠からでした。
何百人?何千人?ほどの参加者をかき分け、最後尾から何とか総合5位。
僕のような3流にはラッキーとしか言いようが無い結果でした。
何でも、5合目コースは総合5位以内に入ると、次年の優先エントリー権が与えられて、
山頂コースにも5合目コースにも特別枠で参加できるそうです。
今年は、山頂コースでエントリー!
という志はあったのですが、2月末に膝のオペがあり走り込み不足は否めません。
というわけで、今年も5合目コースでのエントリーとなりました。
4001番から4020番までが特別枠で、ゼッケンがスペシャルです。
ちなみに、5合目コースと山頂コースは全く別競技と言ってもいいくらいで、
5合目のレベルが低いかというと全然そんなことはありません。
5合目は距離が短い分、ハイペースなレースになります。
両部門とも11km地点まではロード、そこからは登山道に入るので、
ロードのスピードが売りの選手は5合目コースに強く、
山に強い選手は山頂コースの方が有利になります。
山頂コース優勝者には内閣総理大臣賞と数えきれない副賞、
5合目コース優勝者には文部科学大臣賞と数えきれな副賞が与えられます。
膝の手術後、スピードは怪我前の状態と遜色なく回復しました。
ただ、走り込みに費やす準備期間が短く、スタミナ不足が否めません。
上位に食い込む選手はみんなフルマラソンで2時間半前後。
みなさん距離に対する不安は全く無いはずです。
僕が再び上位に入るには、はまるで分が無い!!
でも、特別枠で出ているからには、特別枠以外の選手に負けるわけにはいかない!
当日の気象条件にかなり左右されますが、
目標は昨年と同じ5位以内かつ昨年のタイムを上回ることです。
実業団選手相手とはいえ、昨年はトップに4分以上も差をつけられるという、
恥ずかしいタイムでしたので…
大した持ちタイムもなく、どちらかといえば恥ずかしい位の記録しかない、
手負いの3.5流ランナーがどこまでできるか!!
手術後の復帰戦が第69回富士登山競走です。
山頂コースには世界最強とも言われるランナーも参加し、
プログラムには有名選手が名を連ねます。
そんな中、5合目コースの一般参加にとんでもない名前が。
五郎谷って、
東洋大で今年の箱根駅伝で山登りが区間3位だったあの五郎谷君じゃございませんか!!
レースが超ハイペースになること必至ですね。
目標、五郎谷より上位!!笑
ド田舎の3.5流ランナーの遠吠えでした。