堂々と居眠りできる座り方
居眠りなんか堂々としてはダメ!
と思うあなた、そんなあなたこそ、
堂々と居眠りしたいと思っているのではないでしょうか(笑)
真面目に勉強や仕事をしている振りをして、堂々と気持ち良く居眠りできたら、
それはとっても気持ちがいいはず。
今日はそんな方法を教えます。
って、伝えたいのはそういうことではなくて、
眠ってしまっても姿勢が崩れない座り方をして、カラダの不要な負担を減らそうということです。
眠っているのに、仕事をしている姿勢が崩れない座り方に、カラダをコントロールするヒントがあります。
初めて整体に来られた方の、問診票を記入する姿を見ると、
どんな立ち方と座り方で日常を過ごしているか、イメージができます。
今のところ、上手く座ることが出来る人には出会ったことがありません。
座り方とは、いわば作法なのに日本人にはそこが抜け落ちています。
(もっとも僕はとっても無作法な人間です)
そんなもったいつけておいて、やり方は大したことはありません。
イスに座る場合「上体を股関節から曲げる」というだけです。
この1点だけを意識して座ると、腰の位置がビシッと決まります。
崩れないバランスに腰が決まるので、腰が楽、背中が楽、そして肩も首も楽です。
なんなら、脚だって楽だし、股関節の動きも変わります。
腰がビシッと決まると、このまま居眠りしてしまっても、形が崩れません。
居眠りしているのに、なぜか美しい姿になれます(笑)
カラダが楽なのにはもう一つ理由があって、それは呼吸が変わるからです。
多くの人の座り方は、骨盤が後ろに傾き、背中が丸まり、お腹が圧迫されます。
これでは十分に呼吸ができず、体内が酸素不足になります。
内臓の動きだって妨げられます。
居眠りしたら悪夢を見るかもしれません。
現代人のライフスタイルの中で、座っている時間は少なからずあります。
そこで、どんな姿勢でどんなカラダの操縦をしているかは、健康状態に大きく影響します。
ごはんを食べる時、新聞を読むとき、仕事をするとき、車を運転する時等々、
人が座るタイミングは何回もあります。
その時、カラダに不必要なストレスをかけるのか、
それともカラダのバランスを整えるかでは大きな差になります。
座ることは、技術が要る。
でも、その座り方は「上体を股関節から曲げる」だけ。
股関節から曲げて、丁度いいバランスに収まった時、肩も首の力みも抜けます。
居眠りの技術は、股関節にあり!笑
簡単なことなので、座り方の画像や写真は無しです。
応用すれば、股関節の痛みや膝の痛みの改善にも。
9月は腰痛で初診の方が大変多いので、座り方から考えてみました。
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