中学生にちぎられる
今日は12月1日。
なんと、母親の還暦の誕生日だった。
もちろん、お祝いのプレゼントを用意した。
追いつめられないとアイデアをひねり出せないというのが、自分の悪いクセである。
プレゼントを何にするかということも、昨日布団の中でひらめいた。
思いついたプレゼントも、還暦のお祝いなので特別なものにした。
昨日布団の中でひらめいたということは、今日買って今日渡すということになる。
午前中の施術の合間を使って、何とか納得のいくプレゼントを用意できた。
毎日使うモノで、恐らくこのまま一生使い続けられるものを選んだ。
しかしながら、夜も実家に行く時間が無く、渡すのは明日以降になりそうである。
今日は予定が詰まっていて、まともにトレーニングする時間を捻出することができなかった。
そこで、プレゼントを買いに行った足で、例の「鬼岩寺の階段」を登ることにした。
ここなら20分あれば、息も絶え絶えになることができる。
220段+砂利階段の必殺修行。
インターバルも休んでいる暇は無いので、登り90秒下り90秒のサイクルで回すことにした。
これまでの記録によると、下り90秒の休みで登りに入ると6本で歩けなくなることがわかっている。
なぜか今日はそのサイクルで、8本登ることができた。
もちろん息は絶え絶えで、脚はガタガタで、酸欠で吐き気もした。
急いで着替えて、午後の最初の施術に備えて帰宅した。
その後は師匠のお宅にリハビリに伺い、夕方からまた施術に入った。
今日はしずおか市町対抗駅伝の焼津市チームの最終練習日だったので、
施術が終わってから直ぐに焼津市陸上競技場に向かった。
大会も目前なので、練習メニューは1000m1本のみ。
レースペースよりも速いペースで、心肺にも筋肉にも強い刺激を入れる。
疲労は残さずにピークを作る目的の練習だ。
僕が到着した時にはウォーミングアップは終わっていて、1000mのスタート直前だった。
わざわざ1000m1本のために足を運んだのは訳がある。
中学生のペースメイクのためだ。
1000mは400mのトラックを2周半回る。
中学生は勢いがいいから、1周目に突っ込み過ぎて2周目に激タレして、
最後の半周でスパートするというのがお決まりのパターン。
これではいい刺激にならない。
最低でも1周目と2周目が同じか、段々ペースを上げていくようにしないといけない。
最初の1周目、400mの通過は72秒であった。
1000m3分のペースである。
この時は中学生2人が先頭に立っていた。
しかし、500m付近で急激にペースが落ち始めた。
リズムが悪くなってがくんと失速した。
ここが出番とばかりに、そこから先頭に立って200mほど引っ張った。
中学生も速いリズムに戻ってスピードに乗り、後ろを着いて来ていた。
この辺りから、鬼岩寺のダメージがモロに表面化し出した。
感じたことが無い位に脚が動かなくなった。
800mの通過は2分20秒だったので、2周目はタレずにペースアップできた。
作戦通りである。
残り200m付近では脚が言う事を聞かなくなった。
中学生はすっかり速いリズムに乗ることができていたので、
そこから置いてきぼりにされた。
ラスト100mは完全に流してジョギングのようだった。
1000m2分58秒だった。
中学生は2分52秒~55秒位だった。
中学生2人には完全に千切られた。
落ちていたペースを戻して加速するためのカモにされた。
いや、カモになるために1000m走りに行ったので予定通りだった。
これも、一般男子区間の補欠ならではの仕事ではないかと思う。
中学生や高校生には、理屈や言葉を叩き込む必要は無くて、一緒に走るのが一番いい。
さて、日付も変わったので今日はここまで。
おやすみなさい。