フォームのホームポジション
![](https://i0.wp.com/lakuda.net/wp-content/uploads/2021/09/IMG_3472.jpg?fit=469%2C625&ssl=1)
どんなことも、「良い感覚」をつかみたい。
当たり前のことだろう。
しかし、この「感覚」というのは実に厄介だ。
つかむのに時間が掛かる。
人に伝えづらい。
伝わっているかもわからない。
勘違いしていても気が付かない。
良かれと思っていても、無限に改良の余地がある。
ズレると取り戻すのに苦労する。
良かった時をの自分を見失う。
感覚とは、非言語の極致!極地!?
真っ暗な部屋の中を手探りで進んでいく。
目印も何も無い森。
方角のわからない地図。
大海原。
戻る所が無いと、自分がどこにいるのか分からなくなる。
手前なのか、行き過ぎなのか?
こっちでいいのか?
そのために、武道でも整体でも「型」が存在する。
型の中には無限の技が隠されている。
基本を徹底的にやり込むと、
どんな状況でも戦うことができるようになる。
基本が出来ていないのに、
引き出しばかり増やそうとしても、
まるで効力をもたない技にしかならない。
いちいちホームポジションに戻る。
これをおろそかにすると、迷宮入りする。
頚が痛い、背中が痛い、腰が痛いというのも、
自分の体のホームポジションが分からないから起こる。
スポーツにおいても、
自分の体を操りやすくするために、
ホームポジションを維持しなくてはならない。
いつでも誰にも共通する、ホームポジションは、「顎を引く」こと。
後頭部が少し開くくらい。
正面も見えるが、目線を下げればつま先が少し見えるくらい。
こうすると、腹筋群も背筋群も、ほど良いテンションが掛かる。
ランニングでも、顎を引き続けられるかどうかが、
リズムを保つキーになっている。
顎を引くことで全身の動きが変わる。
今日はフォームのホームポジションでした。