シャープナーと3000m
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7月も、もう4日でございます。
時間が過ぎていくのを待つ生き方は許せない。
そんなめんどくさい整体屋が僕です。
7月2日の夜は、エコパでトラックレースに参戦。
朝から午後の始め頃まで仕事を詰めて、4時頃には袋井へ向かう。
夜とはいえ、暑い。
山登りの強化トレに集中している中では、そんなに良い結果は期待できない。
でも、3000mならガツン!
と1発やれるくらいの力には上げておきたい。
登りはやればやる程、ロードやトラックの基礎的な走力がモノを言う。
つまり、走れないやつは登れない。
登れないのは、走れないせいだ。
部分的な強化は、それから。
3000mは無酸素的な要素と持久的な要素が6対4くらい。
5000mになるとこれが逆転する。
3000mが走れないと、5000mは走れない。
色々総合すると、3000mが走れてれば、何でもできる!
逆に言えば、ダメなら、ゼロからやり直しってこと。
結果、タイムは8’53”12で6着。
このところ、トラックでは良いイメージが無かった。
ラップタイムは見ない。
位置取りに集中する!
置かれている状況、今に意識を置くことができて、
久々にまずまずのタイムで走ることが出来た。
レースの流れの中では、何回か詰まるところがあったり、
我慢して抑える場面があった。
それがスパートまで力を貯めておくことにもつながったけれど、
もう少し積極的に攻めればベストタイムの更新もあったかもしれない。
8’52”40を出したのは、10年前。
暑い時期に、それも山錬の最中でそこに近づけたのは自信になった。
秋には8分40秒台も出せるだろう。
今回、レース前に初めて「50m/50m」のシャープナーを取り入れてみた。
400mトラックで50mごとにマーカーを置き、
50mダッシュと50mフロート(緩める)を連続で繰り返す。
短時間で一気に酸性化を進め、神経系にも刺激を入れる。
最初は、2000mくらいやれるかな。
と思っていたら、とんでもない。
1200mでもいっぱいいっぱい。
400mや、600mでもギリギリ。
難しいのがフロートで、緩め過ぎるとダッシュのリズムが崩れる。
落としが少ないと、直ぐにダッシュが始まる。
ダッシュが不十分だと酸素供給の壁に当たらず、意味が無い。
ごく短いシャープナーで、
僕は忘れていたスプリントの感覚を、
完全とは言えないまでも、思い出すことができた。
どんなランニングも、スプリントの延長線上に無ければならない。
アーサー・リディアードが、
「スピードトレーニングは年がら年中やらなければならない」
と言ったのを僕らは忘れがちだ。
スピードを磨くことと、長く走ることを分けてやる。
調整段階で、それをドッキングさせる。
7月は、登りも仕上げに入っていく。