ありがとう富士宮
第67回富士宮駅伝競走大会は、
Aチームはオープン参加(出場資格なし)により記録なし(実質的な総合順位は4位)。
Bチームは総合6位で一般の部3位で無事フィニッシュした。
Aチームは仮にオープン参加でなかったら、
一般の部で2位に相当する順位だったが、幻となってしまった。
各区間のタイムは残っていても、区間順位もつかない。
僕の参考記録は2区4.9km(登り90m)を17’04”だった。
故障者とインフルエンザの欠員を、登録外の選手で補ったことによる参加資格喪失だった。
仕方のない事ではあるが、悔しい。
メンバーみんなが悔しかったはずだ。
Bチームでさえ一般部門で3位に入ったことは、
チームのレベルが年々全体的に底上げされていることを示している。
底上げが進んでいる理由は、みんながフルマラソンで結果を出すための練習をするようになったことだと思う。
トラックレースもロードレースも駅伝も、マラソンのベース作ったことで対応力が大幅に高まった。
今日も各区間おおよそ5km前後を走った後、
みんなその区間を走って戻り、更に距離を伸ばして発着点の市役所まで戻ってきていた。
マラソン練習がベースになると、駅伝の距離は相当短い。
心肺機能は追い込まれるけれども、脚にはまるでダメージが無いので余裕があったわけだ。
僕も荷物を背負って走って戻った。
毎日の練習に比べれば、レースの1本は相当軽い。
レースが楽になるように、日々の練習がある。
これはチームメンバーの共通の認識であると思う。
今日の富士宮は快晴で、気温も丁度良かった。
各中継点での地元の方の炊き出しは、自分の区間を走り終わった後に頂いた。
甘酒を3杯…
豚汁を2杯…
この炊き出しは、これまで色んな所で食べた炊き出しサービスの中で、断トツの美味しさだった。
ついついお替りをしてしまった程だ。
街を挙げての大会に、僕ら選手は家族のように迎えられる温かさを感じた。
これが、67回も続き全国から参加チームを集める大会の極意ではないだろうか。
単に駅伝を走るだけではなく、富士宮という地を好きにさせる大会が富士宮駅伝という大会だ。
来年またメンバーに入ることができたら、今度は豚汁5杯は食べたい。
駅伝シーズンはこれにて終了。
また明日から仕事に励みます。
富士宮の皆さん、ありがとうございました。