故障しないために
今日の昼過ぎ、ふとTVをつけてチャンネルを変えると、
別府大分毎日マラソンの中継をやっていた。
30kmからのスパートと、デッドヒート、
抜きつ抜かれつの仕掛け合いに、思わず釘付けになった。
日本人トップの園田選手(総合2位)は、
最後のスパートで競り負けはしたものの、
驚異的な粘りとその執念には目を見張るものがあった。
解説を聞くと、園田選手は高校・大学時代は故障が多く、
目立った成績は残していないという。
「黒崎播磨」という実業団に所属する位なので、
目立っていないとはいえ、相当な実力はあるはず。
ただし、実力があっても試合前に故障したりして、
思うように結果を残すことができないというケースは多い。
園田選手も学生時代は故障に泣いた。
しかし、実業団に入ってから5年間、一度も故障が無いらしい。
それは、マラソン練習に取り組んだからだと、本人が話していたらしい。
僕自身、マラソン練習は身体作りには最高だと思っている。
身体を壊れにくくする、故障に強くなるにはマラソン練習が一番。
走り込んで体がすり減っていくということは、幻想だ。
マラソン練習でベースが出来ていないと、故障する。
距離を走ると故障する。
ペースを上げると故障する。
それは走ることが悪なのではなく、
段階的に体を作っていないから、負荷に耐えられないだけだ。
しっかり走りたいなら、
少なくとも3カ月単位、欲を言えば3年は欲しい。
関節と腱、靭帯を強化して壊れない身体を作ることが必要だ。
筋肉の出力を上げるのは、それから。
関節や腱や靱帯が強化される前に、
距離もペース伸ばすと、
たちどころに痛い部分が出てくる。
マラソンに一足飛びは無い。
ベースが出来てきたら、怖いものはない。
大事なのは量ではなく、いかに慣れるかということ。
段階を踏む、徐々に慣れる。
マラソンではこれが大事。
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