除菌殺菌の昨今にコンポスト
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思えば今年は、「発酵」をテーマにする!
と意気込んでスタートした。
発酵食品といえば、身近に色々ある。
人類は菌類やバクテリアを味方につけて、生活を営んできた。
菌こそ健康の秘訣!
菌にまみれろ!
とまでは言わないが、腸内にどんな細菌を飼うかで健康状態が変わる。
というテーマを勝手に立てて、日頃の食事を楽しんでいる。
細菌を飼うだと?
何言ってんだ、と思う方もいるかもしれない。
事実、食べたものは、腸内細菌が分解し、
それによって作り出されたものを吸収して、僕らは生きている。
食事とは、腸内細菌叢にエサをやることに他ならない。
食事によって、細菌の種類や量も変わる。
腸内細菌が喜んで分解する、複合糖質が必要だ。
という記事を、何回か書いた。
複合糖質とは炭水化物で、食物繊維と糖が結合したものを指す。
イモや米、雑穀などの穀類をイメージして欲しい。
一方で、単純糖質とは、かろうじて炭水化物に分類されてはいるが、
食物繊維と糖(デンプン)が切り離されるか、削られるかしているものを指す。
いわゆる、精製された白い小麦粉、砂糖などがそれだ。
単純糖質は大腸まで届かずに体内に吸収される。
腸内細菌が分解するというステップを踏まずに糖が体内に入ると、
様々な不都合が起こる。
とまあ、ここまでで500字も書いてしまったわけだが、
豊かな細菌叢を体に作ることが、健康のキーポイントだ!
ということを実践して今年はスタートした。
甘酒や手作りの味噌を仕込み、ザワークラウトも作った。
近頃は水キムチなるものに興味がある。
あぁ、親愛なる菌よ!!
という僕のテーマに覆いかぶさるように、コロナショックが舞い降りた。
世は、殺菌、除菌のオンパレードである。
厳密にはウイルスと菌は、ウナギとドジョウくらい違うのだが、
世間一般には風邪のウイルスも菌も全く区別はつかない。
整骨院も整体院も接骨院も、違いがようわからんというようなものだ。
除菌、除菌と、菌を追いやっていくうちに、
実は体を守っている常在菌を殺していく事になり、
免疫力を落としていく事など、TVではどこも報道しない。
何も無いさら地には、まず雑草が蔓延るのと同じように、
常在菌が居なくなった場所には、まず雑菌が蔓延る。
キレイにすればするほど、そこは雑菌だらけになる。
ちなみに、この地球上で菌が居ないのは滅菌室ぐらいのもの。
遥か上空でも、海底の活火山でも、どこからでも菌やバクテリアは見つかる。
菌の豊かさこそ、生活の豊かさ!!
はい、本題に入るまでに1000文字まで来ました。
何が言いたいかというと、
生ごみ処理のコンポストのモニターに応募して、今日から始めました!
という事。
市で200名募集していた、
サバ節の製造過程で発生する菌を利用した、生ごみ処理容器。
2カ月使って、アンケートに答えるというもの。
サバ節もカツオ節も、カビをまとわせるもんね!
削る前なんてカビの塊にしかみえないもの。
菌を殺せ!ウイルス殺せ!
というこのご時世に、よく「菌を利用した」という文言を使ってくれたものだ。
僕には、そこが光り輝いて見えて、飛びついてしまった。
原理は単純で、生ごみをバクテリアが住む母材に埋めとけば、
数日で食べてくれますよー!という代物。
生ごみはやがて、水蒸気になって無くなるらしい・・・
母材のカサが増してきたら、肥料にしようと思っていたけど、
水蒸気になるの!?
菌は世界を救うのだ。
頭が菌に冒されているので、今日はこの辺で。
バーイ!