走る背中の作り方
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ここ3年くらいは、カラダのバランスがビシッと極まった時と、
うまくハマらない時と、そんなこと交互に繰り返して走っています。
走れる時は、走る背中が出来た時。
苦しんだ割にタイムが出ない時は、背中が極まらなかった時。
この「走る背中」というのが、実に微妙なバランスなのです。
ちょっとしたことでハマり、ちょっとしたことで感覚を失います。
ハマっている状態は、脚力を使わずに走れます。
胸郭が開くので、呼吸も楽です。
力みが抜けるので、リラックスして走ることができます。
動きやすくて、楽に立てて、肩も腰もどこも張らない。
この状態で仕事をすると、パソコンも長い時間苦痛でないし、
重いものを運んだり、台所に立っていても楽なのです。
「ここにカラダを乗せるのか」というのが、ハマるとわかります。
ただ、僕もすぐに見失う…
ハマっている時は、それがすごく自然体に感じられて、無意識になるんですね。
無意識になると、知らない間にズレてきます。
それに気が付いて、ハメようとすると、ハマっている状態とは似て非なる状態になり、
段々と感覚を見失っていくのです。
昔、プロ野球選手が「調子のいい時ほど危ないんだ」と話していたのを、
聞いたことがあります。
不調の時は、なぜ不調なのかを徹底して追求して改善に努めますが、
好調の時は、なぜ今は調子が良いのかが分かりにくかったりします。
いい感覚というのは、なぜその感覚の状態にあるかということが分析できないと、
直ぐに手から抜け落ちていってしまうようです。
今は仮の名前で「走る背中」としています。
これは、日常生活やスポーツや、どんな場でも応用の利く、
ヒトが動くときの基本の背中の状態ではないかと考えています。
走る背中は、立ち方の基本でもあります。
「走る背中(仮称)」の感覚をつかみきれないのは、僕の修行不足です。
この背中の状態、バランスを再現性と普遍性のあるものに、
「技化」できないかというのが今の課題です。
誰にでも、背中の極まった感覚がつかめて、その状態を維持できる。
それを体験、体感することでカラダの可能性を広げる。
どうやったら、再現性が高くできるのか。
ここを掘り下げていかないといけませんね。
女性は凛として
男性はより力強くしなやかに。
背中の探求は続きます。
しっかり説明して施術する整体院
からだ工房らくだ
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