海軍になるな。海賊になれ。
スティーブ・ジョブズが言ったとか、言わないとか。
僕はこの言葉が好きだ。
誰が言ったか、という重みもないわけじゃない。
ジョブズが残した功績と、その過程は、日本人には真似できないものがある。
それよりも、創意工夫を止めず、アイデアを出して実行し続ける熱を僕は感じるのだ。
公立の小中高は、3月2日から休校の「要請」らしい。
要請という言葉に、引っ掛かりを感じる。
あくまで要請であって、判断は現場だ。
強制力はない。
お願い。
ぐらいのものだ。
要請が出て、あらゆるところがパニックになっている。
ここは、上に従うというお国柄。
右にならえというお国柄。
どうするかはお任せ。
責任は取りませんし、取れません。
それが要請というものだ。
強制力の無いものに、従わなければならない?
どうしたらいい?
言われたことに従うという教育を、ひたすら叩き込まれてきた日本人。
これでいいのか?
という消し去れない違和感をもつ、現状とのギャップ。
困ったね、日本。
今こそ権力を持った側に、海賊が出て来て欲しいと願っている。
僕は尊敬できない人間に、頭を下げるのが嫌で組織を辞めた。
誰が何と言おうと、納得できない事にはなびかない。
整合性が無くて、違和感ばかりで、それを飲み込んで給料をもらう生き方が、
オトナになるという事か。
人生は、そんな過ごし方をして使うほど、長くない。
僕は海軍にはなれなかった。
今では誰の命令も、指示も受けず、全て自分の判断で仕事をしている。
納得できなければ、政府にも県にも市にも、誰にも従わない。
責任も、全部自分で背負う。
誰のせいでもない、全部自分のせい。
混沌とするこの情勢の最中、
以前の最後の職場が「備品のマスクをメルカリに出品」で全国ニュースになっていた。
何年経っても、中で起こっている事は変わってなかった。
それをニュースを目にして、改めて海賊になって良かったと思った。