気象を使いこなす
よく降る雨でござんす。
明日は静岡県東部、中部や西部でも山間部は雪だとか。
雨も無いとね。
1月下旬から一雨ごとに、春らしくなっていく。
今年は冷え込みが強くて、
ふきのとうを採りに行くことすら忘れていた。
雨がそれを思い出させてくれた。
季節によって、同じペースでも感覚が違ってくる。
真夏はジョグだけで息も絶え絶えだが、
寒くなったら速いペースでも余裕を持って押せる。
夏の殺人的な暑さの中では、
「高温多湿は貧乏人の高地トレーニング」と言い聞かせている。
速く走れなくて当然。
しんどくて当然。
でも、そこを経た体は、涼しくなってから良く動く。
冬も同じ。
特にこの辺りの風の強さは、台風に匹敵する。
寒い。
進まない。
体が動かない。
時々、風が無い日に走ると、感覚の違いにビックリする。
こんなに楽だったっけ?って。
キロ換算したペースを、きっちり管理して走るのは必要な事。
でも、夏や冬のベース作りの時期は、ペース度外視でいい。
環境的な負荷が掛かっているので、速く走れなくて当然だ。
その中で、より感覚を磨いて、地力を養う時間をかける。
暑さ寒さは走りにくい。
そんな負荷をかけた環境、悪条件でできることをしていると、
負荷を外した時や好条件下で、魔法が掛かったように楽になる。
気象条件は、できない言い訳にもなるが、
考え方ひとつでステップアップのチャンスなのだ。
ということを書きながら、
冷たい雨で体調を崩すわけにいかないので、今日はトレーニングオフ。
冬の雨だけは、得るものがほとんど無い。