毎日味噌汁
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今年は「菌」にまみれる…じゃなかった。
それはちょっとイメージが悪いな…
発酵に浸かる!!っていうテーマを掲げている。
その前から、かなり自分は発酵のお世話になってきた。
一番は味噌。
味噌は毎年、10キロ以上使う。
メインは味噌汁。
結婚した当初、料理が苦手な奥さんに僕はこう言った。
「ご飯が炊けて、お味噌汁が作れればそれで十分」
一汁一菜である。
んな質素な食事、してられっか!!
と思うなかれ。
僕の言う味噌汁は、どんぶりクラスである。
具をどけたら、汁はお椀の三分の一になるぐらい、具が入っている。
具がどっさり入った味噌汁に、ご飯があればいい。
肉や魚、他のおかずは付け合わせ程度。
それだけ食ったら、もうお腹一杯なんだから。
美味い味噌汁には、質の良い味噌と、生命力のある野菜が要る。
あとは具の組み合わせ。
相性の良い悪いがある。
あ、油揚げは豆腐より必須ね。
もう、どんぶりクラスの味噌汁がメイン料理。
鍋をやる時、これはお椀につけていない味噌汁だなと、毎回思うし、
奥さんも同じことを言う。
鍋の味付けには、味噌を使わないようにしないと、
いつもの味噌汁になってしまうのに、
味付けが決まらないと、ついつい味噌を投入して決着をつける。
これを味噌地獄という。
3人目の子を妊娠中には、味噌汁を飲みたくないと言って、
謎の味付けのスープや、すまし汁を作っていた奥さんが、
出産してから味噌回帰をしてくれた。
最近ではサバを西京味噌漬けにして、
上手くできたと言って、テンションが高い。
最強味噌である。
僕の味噌汁へのこだわりは、実家の味噌汁を引き継いでいるように思う。
言い換えると、マザコンだ。
もっと言えば、マザコンじゃない男なんていない。
話が逸れた。
母親は具だくさんの味噌汁を、毎日欠かさなかった。
僕はこれまで味噌汁を飲み過ぎて、
湯気を嗅ぐだけで、味噌の濃い薄いが分かるようになった。
唯一の兄貴は、肉が食えないという好き嫌いがあったので、
実家にいた頃は、ご飯と味噌汁で育てられてきたと言っていい。
その流れを、今も引き継いでいる。
というか、やめられない。
コンビニのバスクチーズケーキよりも、大根が気になるし、
豆腐屋の豆腐や油揚げに日々飢えている。
身土不二という言葉がある。
身と土、ふたつにあらず。
体とその土地は、切っても切れない関係にあるという言葉だ。
僕が年に10キロ以上使う味噌は、実家の裏にある味噌屋のものを買っている。