死亡前死因分析
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死亡前死因分析…手帳の隅にメモってあった言葉だ。
いつ、どの本に載っていたかは定かではない。
「後悔先に立たず」とも近いかもしれない。
ざっくり言うと死亡前死因分析とは、
「ある意思決定の後、大失敗に終わったと仮定し、なぜ失敗に終わったのかを分析する」
というものだ。
いくら周到に練られた計画でも、理屈でも戦略でも行動でも、
どこかしらに穴やほころびがあったりするものだ。
思いもよらないことが、大失敗の引き金になることだってある。
死亡前死因分析は、詰めの甘さと、気が付いていない落とし穴を探る視点だ。
上手くいっていても、問題ない場合でも、
そんな時こそあえて「大失敗になる」というシナリオを書く。
死ぬ前に、何で死ぬかを分析することで、失敗を防ごうという手法だ。
現代は情報がとにかく多い。
身の周りから入って来る情報が多すぎて、ついつい受け身に回ってしまう。
オンライン上でも、TVからでも、受け取ることが多過ぎる。
自分の中で情報の取捨選択をして、咀嚼することをついついおろそかにしがちだ。
主体性も薄くなれば、自分の置かれている状況に危機感だって感じない。
焦りなんて全くない。
「このままではヤバい」
そう思うことで、色んなことが動き出すのに、日本は平和過ぎて危機感も薄い。
だからこそ、このままでは「大失敗する」と問答無用に将来を確定させて、
考えを巡らせることも必要ではないかと思う。
僕は2011年頃に「このままではヤバい」と思って、水面下で動き回った。
師匠に会って、整体を学んで、今はこうして整体屋になっている。
一番危ないのは「安泰」という幻想に寄りかかってしまうこと。
生き方の流れが、止まってしまう。
新陳代謝を常に促すために「このままでは大失敗になる」と仮定してみることは、
良いスパイスではないだろうか。
いつだってこの地球上は生存競争にあるのだから、生存本能は働かせておかないとね。
生存本能が脅かされないと、立派な大人が「うつ」になる。
怖い怖い。
それではまた。