正しい方向へ進んでいる証
あらゆるスポーツ、フィットネスが、日常に組み込まれた生活を送る人と、そうでない人がいる。
種類はどうであれ、健康的な人生を送るためには、習慣的な運動は必要不可欠だ。
しかしながら、そんな運動が体を傷めることもある。
健康のために良かれ思っていても、自分がいくらその運動を好きだとしても、思うように体が動かなくなったりするジレンマに襲われることは、少なくない。
運動を行う頻度、強度、環境、体のコントロールの仕方に不具合があると、痛みや様々な形で信号を出す仕組みが人間には備わっている。
厄介なのは、何が正しくて、何が間違っているかを、私たちが理解しにくい点だ。
そこで、一番わかりやすく、一番正確である指標を持っておくといい。
それは、その運動、その動きを「楽しい」と思えること。
「したい」「やりたい」と、心から思えることができるかどうか。
楽しくなければ、何かやり方が間違っている。
人間の体には、筋肉と脳をつなぐ生化学的経路が存在する。
筋肉は動くことで、常に脳に情報を送り、脳はその膨大な情報を処理する。
正しい方向に進んでいる動きであれば、脳は体があるべき状態にあると判断するが、間違った情報が伝わってくれば、それを不快だと思うようになる。
動きたくない、運動が苦手だという意識は、そうした不快な記憶がベースになっている。
いつも苦しく、いつも頑張らないと走れない、というのは何かが間違っているということ。
正しい動きになっている時は、気持ち良く走ることが出来る。
正確な情報が先にあるのではなく、体が全て知っているのだ。
食事、運動、睡眠、全てそう。
整体師も、体をあるべき動きへ導くことしかできない。
凍っているような部分を溶かしたり、忘れているものを思い出させたり、眠っているものを呼び起こすような、そんな仕事。
日差しが気持心地よい、空気が気持ちいい、なんかいいねぇ。
あるべき方向や場所って、そんな感じ。
台風の前の木曜日、今日は本当にいい陽気だった!!