機序があるのと無いのと

整体では、「これやれば良くなる」みたいなものは、基本的に無い。

調整すべき点として外せないところはあっても、療法としての決まったアプロ―チは意味を為さない。

治るためには、機序が要る。

それは、カラダの情報をできるだけ抜き取って、分析して、問題点を洗い出すこと。

この洗い出し方が、整体師の目利き、見立ての見せ所。

 

なぜ、こうなっているのか？

どうして、こうなったのか？

 

あらゆる可能性を考慮して、自分の思い付く限り脳ミソを回転させて、すり合わせる。

施術は、これがあってこそできる。

 

見立て通り結果が出ることが理想。

でも、時には違うこともある（ごめんなさい）。

そうしたら、もう一度考え直して機序を立て直す。

 

そうした視点があるか無いか。

これが整体が整体である一番の特徴かと。

 

そんなこと言っておきながら、これがなかなか出来なくて、結構師匠に怒られた。

そして、この研究と探究は、一生かかるのだと思う。

人間のカラダは、まだまだわかっていないことだらけだから。

 

見る目を養う。

ついついクセで、色んな人の立ち方や歩き方を見てしまうなぁ。

じろじろ見られた方々、許してね。

 

それではまた！

 

「からだ工房らくだ」