植物とカラダ
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このまとまった雨で、緑のカーテンが一段と生い茂った。
雨はまとまって降りすぎているけど…
夏の暑さを緩和するためのカーテン。
不用のリンゴ箱をもらってきて、土から準備して、
種を蒔いて、雑草を抜き、毎日水をやり、ツルを誘引して、、、、
虫に食われて植え直して、やっと出来上がってきた。
毎日毎日、面倒をみる。
時間が許せば、ずーっと見ていられる。
葉の茂り方、ツルの伸び方、花の咲き方、
それぞれほんのちょっとしたことが、毎日違う。
見る角度、高さ、表から見るか、裏から見るか、
その違いで、発見が次々とある。
見れば見る程、発見があるので、ずーっと見ていられるのだ。
1日単位というのは、時間としてはかなり長いもので、
半日や、数時間でも、十数分、数分でも変化は起こる。
その過程を観察するのは、全く飽きがこない。
見ているだけでいいので、労力もない。
必要なのは、見るつもりで見ることだ。
ここには緑のカーテン以外にも鉢植えで、
バナナが何本か植わっていたり、トマトやスイカ、
インゲン豆、空芯菜、オカワカメ、ツルムラサキ、
他に観葉植物が15種類ぐらいある。
毎日毎日、ずーっと見ていると、植物の体調がわかるようになる。
動きもしない、言葉も発さない、ただそこにあるだけの植物。
それを見て、どれだけ気が付けるか。
葉の向き、色つや、傾き、長さ、幅。
1ミリにも満たないような、動きもある。
見ようとしないと見えてこないし、
見ようとする程、見えなくなる。
どっちじゃい!笑
気が付いてないだけで、溢れんばかりの情報が、そこにはあるのだ。
その過程は、整体と全く同じだと思っている。
体にはありとあらゆる情報が表出している。
さらに、動かしてみて、触ってみれば、全体像が見えてくる。
体は言葉を発しない。
けれども、現象というメッセージは出している。
クライアントも気が付いていないような、
体で起きている事を拾って、アプローチをかける。
安全かつ、効果的に施術するためには、まず状況をみること。
整体師は治療家であり、研究者であり、職人であり、エンターテイナーである。
全てに必要なのは「感じる」ということ。
それから、レッテルを貼らないこと。
クライアントを枠にはめ込まないこと。
こんなに伸びたら、誰でもわかる。
朝と晩でこんなに違う。
明日は咲くかな!?