明るさと温かさ

からだ工房らくだのある場所は、田んぼのど真ん中である。

梅雨時はカエルの鳴き声で、通話がままならないくらい騒がしく、

稲が伸びた様子は言いようもない美しさがある。

 

陽が落ちるのが早い冬は、辺りも真っ暗になる。

それも、少し暗いというレベルではない。

何も見えない位に暗い。

それ位に暗い中で生活していると、光を見ると目がくらんでしまう。

 

毎年恒例になった藤枝駅前のイルミネーションである。

通勤で毎日通る人には、慣れてしまって大したことは無いかもしれない。

もっと派手なイルミネーションは、全国には沢山ある。

 

でも、しんみりと寒い空気を通して伝わってくる光の温かさは、

心がほっこりする。

頭で考えたりするのではなく、スッと入って来るものに対する反応のようなものだ。

 

高校生のカップルが、寄り添って自撮りをしている姿を見て、

妙にテンションが上がった(笑)

 

イルミネーションは、寒さと暗さが引き立ててくれる。

真っ暗闇も悪くないなと思った夜のひと時でした。