才能無く何度も打ちのめされて
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センスのかけらも無い。
この言葉を、人生でどれだけ掛けられただろうか。
挨拶と同じ位に言われてきたので、もはや何も感じなくなった(笑)
センスが無いから、当然何をやっても上手くいかない。
野球もそう。
走るのもそう。
勉強もそう。
スタートは、ドベばっかり。
最下位。
圏外。
戦力外。
だけど、野球で補欠だったことは無い。
ヘタクソでセンスのかけらも無いのに、小学校から大学まで打順は3番。
走るのだって、絶対に盗塁のサインが出ない程の鈍足だった。
でも、死ぬほど走らされた末に走れるようになって、盗塁しないと怒られるようになった。
学校の選抜陸上にも選ばれなかったのに、何故か市町対抗駅伝の代表に10回以上選ばれた。
高校入学時は断トツの最下位の学力だったけど、何故か国立大に進学できた。
資金も能力もまるで無いのにスタートした整体屋は、あっという間にもう4年目。
まぁ、自慢はそのくらいにして(笑)
僕にはセンスのかけらが無いおかげで、何をしても時間をかければ馴染む。
時間をかければ。
センスのかけらも無いから、最初はコテンパンにやられる。
もう、ボッコボコ、完膚なきまでという位に、弾かれる。
そういうのも、何度も打たれ続けると、何でもなくなる。
ボッコボコにされると、どうしたら耐えうるようになるか、
どうしたら戦えるようになるのか、模索し始める。
そして、毎日毎日、コツコツとひとりでコソ練を積む。
途中でまた打ちのめされて、甘さを自覚して、地に足つけて、コソ練を仕込む。
そこで仕込んだこと以外、自分を支えてはくれない。
なぜなら、僕にはセンスが無いから。
スイングスピードが速く、遠くに飛ばすことが出来たのは、休むことなくバットを振り続けたから。
鈍足が盗塁できるようになったのは、毎日ひたすらダッシュしたから。
長距離、マラソンもできるようになったのは、毎日走り込んだから。
勉強も、整体も同じ。
スタート地点は、かなり凹んだ場所から。
でも、そうして毎日やって身に覚え込ませたものは、揺るがない。
次第に、毎日覚え込ませることも、体質になった。
ついでに、失敗や苦しさという概念も、分からなくなった。
上手くいかないという、定義や状態が分からなくなった。
センスが良いと、1回でいいから言われてみたい。
でも、センスが無いからこそ、自分は今まで生きて来れたのだと思う。
才能が無いから、打ちのめされた分、それだけ丸儲け。
僕の武器は、センスが無いこと(笑)
たまには、自慢させてくださいね。
ではまた明日。
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