扁桃腺手術記5「情報共有と再現性」

先月26日に扁桃腺を摘出して、随分経つのに一向に喉の痛みが引かず、
水を飲むのも痛い(場合によっては痛くない)、
食事によっては喉を通らない(ものによっては痛くない)、
という状態が続いていました。
おかげで未だ入院中に減った体重が戻っていません。
ところが今日、ふとした拍子に突破口を見出しました。
それが、喉の両サイドに食べ物や飲み物を触れさせないように飲み込むという技。
右寄りでもなく、左寄りでもなく、舌のセンターラインを通して飲み込めば、痛くない!
まぁ、喉の切り取った傷口に触れないので、当然と言えば当然です。
傷口はかさぶたで面が覆われてはいますが、そこに飲食物が触れると痛いのです。
そんなことをお構いなしに、調子がいい時は定食なんか食べていたので、
傷の面を刺激しまくっていたわけですね。
なんと愚かだったことか!!!
この喉の両サイドに触れさせずに水や食べ物を飲み込む方法を発見してからは、
飲むのも食べるのも苦ではなくなりました。
人によっては傷口が1年位痛いらしいですけど、さすがにそれはねぇ…
おかげで早期回復ができそうです。
扁桃腺手術記5は「情報共有と再現性」についてです。
なんのこっちゃと申しますと、
看護師さんたちの患者の健康状態を共有するチカラについて、驚いたという話です。
病棟の看護師さんたちは、交代勤務なので日によって担当が変わります。
毎日同じ看護師さんが付いてくれるわけではありません。
1日の中で何回かバイタルチェックや、食事が摂れたかや、様態を見に来てくれます。
その時に、ちょっとした変化や話したことを、
担当が変わっても別の看護師さんが把握をしてくれているのです。
そんなの当たり前でしょ!
と思うかもしれませんが、あたかもその場に居たかのように把握してくれているのです。
その情報は、担当医の先生や、薬剤師さんや麻酔科の先生にまで伝達されて、
みんなその場で聞いていたかのように、理解してくれているのです。
これって、当り前のようでいて、実はスゴイことだと思うのです。
いくら申し送りや電子カルテが存在するとはいえ、
毎日担当が変わるのに、情報共有に全く齟齬が生じないのです。
伝言ゲームなんか、3人も通せば別の話になるのに(笑)
医療現場は命を扱う場なので、情報共有と伝達は当然のこと。
結果的にそれは、自分のことをしっかり分かってもらえているという感覚になり、
安心であったり、信頼につながっていました。
医療って、チームワークなんですね。
僕はたまたまそういった所に入院できて、すごくラッキーでした。
このことに驚いたのも、前の職場との歴然とした差があったからです。
当直が変われば話がすり替わったり、担当が居ないと来署者の対応ができなかったり、
根も葉もない噂が広まったり、重要案件が忘れ去られたり…
あ、愚痴はいかんね!愚痴は!笑
入院の経験とも照らし合わせて、現在のカラダの状態、前回からの変化などの把握が、
整体の施術の上で生命線なのだと改めて感じました。
それ無くして、施術はあり得ません。
色んな所に、色んなヒントが埋まっている!
飲み込み方のワザを発見して、活きが良くなってきたムラタでした。
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