天職の作り方
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慌ただしくて、気にも留めなかったが、
いつの間にか開業してから6年目に入っていた。
6年目に入ってから、1カ月以上過ぎてから気が付いた。
何年目って、あくまでも通過点なので、あまり重要視していない。
この数年で、色々な業種で色々な人が開業し、廃業していったのを見てきた。
自分で仕事を始めても、続かない人には、共通した特徴がある。
似たオーラや言動があるのだ。
せっかく自分のしたいこと始めたのに、もったいないなと思いながら、
黙って人間観察させてもらった。
種が蒔かれて、芽が出て、枯れるまでを黙って見ている。
なんて性格悪いのだろう。
こんな田舎の小さな整体院の、
生意気の小僧のアドバイスなんて、誰が聞きたいだろうか。
だから、自分がコケないために、
黙って先人の知恵とばかりに勉強させてもらっている。
僕は普段「自営業」という言葉をほとんど使わない。
自営業という仕事はないからだ。
犬という犬や、肉という肉や、麺という麺がないのと同じ。
人という人もいないだろう。
しかしまぁ、便宜上「自営業」という言葉を使わせてもらうと、
自営業に向く、向かないは、確実にある。
自営業に向いている人は、
どうやったら面白くなるか、
どうやったらもっと良くなるかを、
常に考えて実行できる。
向いていない人は、不平、不満、愚痴をもらし続ける。
それは、より良くなるための種なのに・・・
それから、上手くいく方法を求めがち。
そんな当たり前の事、わざわざ書く?
と思われるかもしれない。
だがこの事は、簡単な事なのに、実はあまり意識されていない。
自営業者の最大の利点は、
面白くする、良くするという、改善や変化のスピードと自由度が、
サラリーマンとは桁違いな所だ。
イチイチ上にお伺い立てなくても、先輩上司の顔色見なくても、どんどん変えられる。
やってはいけない事は守るとしても、、、、
それ以外は何やってもいい!
定められた事を、その通りにやりなさいという、
これまでの日本の教育システムからすると、反社会的である。
こうしたらもっと良くなるのにな、
もったいないな、
そんな想い、発想があると、仕事はどんどん良くなる。
成長し続ける、利益を出し続けられる企業は、それがスピーディーに実現できる。
この間、コンビニでアイスを買った時、レジを打ってくれた店員が凄かった。
踊るような手さばきでバーコードを読み取り、
お金を受け取り、袋詰めから、おつりを渡すまでの動きが、光っていた。
声掛けすらも、自分の言葉で、生きた会話をしながらである。
無表情でめんどくさそうに棒読みで話し、
流れ作業のようにあしらうアルバイトが、世の大半を占める中で。
彼は、コンビニのアルバイトでは勿体ない。
どんな仕事でも、カリスマ性を発揮する。
近い将来、その所作仕草から、
コンビニに立ち寄った経営者や社長から、
ヘッドハンティングされてもおかしくない。
周りが放っておかないだろう。
より良くしようとし続ければ、置かれている状況も、環境も変わっていく。
僕の場合は、公務員を辞めるという事が、改善のために必要不可欠だったということだ。