冷たいものは身体に悪い?
暑い時に口当たりのいいもの、冷たいものばかり飲んでいると、
胃腸が疲れて食欲が無くなったり、お腹を下したりすると、昔から言われてきた。
そうかもしれないが、そうじゃないかもしれない。
根性のひねくれている僕は、そう考えてしまう。
よく言われている事や、常識的なものほど、疑ってかかった方がいい。
あくまでニュートラルなスタンスでいたい。
地球上で働く法則で、解明されているものは、まだほんのわずかしかない。
思い込み、勘違い、刷り込みをいかに覆して、覆われているものを剥ぎ取るか。
これは僕の生き方のスタンスである。
先日、とあるマダムに「夏は冷たいものよりも、温かい飲み物の方が夏バテしないって言うけど、本当?」
と聞かれた。
そこで、僕が前々から考えてきた疑問を、逆にぶつけてみた。
「動物で、わざわざ温かくして食べたり飲んだりする生き物って、いますかね?」
「常温か、冷たいものは自然界にあっても、温かい水って、犬も猫も飲まないですよね?」
※温泉が湧き出ていて、お湯の川が流れるような場所では、動物もそれなりに利用しているかもしれない。
僕が問いかけた時、マダムはあっけにとられた顔をしていた。
そして「そう言われてみれば、そうね!色々心配して気を遣って、損したわ!」と笑ってくれた。
夏に冷たいものばかり食べたり、飲んだりすると、調子が悪くなるというのは、
昔からの言い伝えであるけれど、実は結構短絡的で、なぜそうなるのかは、誰も答えられない。
現象として食欲が無くなったり、お腹の調子が悪くなる事があるのは確かだけれど、原因はもっと他にある。
それは複合的だったり、意外な所にあったりする。
体温を逃がせずに体力が落ちていたり、寝てるつもりが休まっていなかったり。
冷たい飲み物や食べ物が意外に、衛生面でアウトだったり、色々ある。
そーいうこと、ついつい考えちゃうんだよなぁ。
そんな事ばかりが浮かんで、目について、疑問点や改善点をどんどん探す。
目の前の出来事や、自分の置かれている状況での違和感を、放っておけない。
おかげ様で、勤め人は全く勤まらなかったわけです。
「それっておかしくないですか?」
「こうした方が良くないですか?」
言えば生意気、けしからんで、
飲み込めば自分の存在意義と価値を見出せなくなる。
それを繰り返しているうちに、どんどん自分の中身が、腐っていくのを感じた事もあった。
夏休みの自由研究は「やらない自由」を貫き通したけれど、
今では毎日が自由研究で忙しい。