休養というトレーニング
体を休ませることで得られるメリットは、計り知れない。
「休養」というカードを、どこで切るのか、どういった使い方をするか。
アスリートにしても、会社員にしても、主婦も年配者でも、休み方が毎日の在り方を左右する。
命というのは、今ここにある時間であり、どんな時間の過ごし方をするかが、どう生きるかを決める。
だから、より心地い良い状態で過ごすこと、より目指すモノに近づくこと、維持していくことは、自分の生き方を決める最も重要な要素と言ってもいい。
そうかといって、「休養」と「たるむ・たわむ」ことは違う。
休んでばかりいれば、やがて体は廃れていく。
体に備わった機能が維持できなくなり、できていたこともできなくなる。
おおよそ、高校生くらいまでは、親から受け継いだスタイルや、体の動きが表面に出ている時期。
持って生まれたもので勝負できるのは、そこまで。
それは、男性も女性も同じ。
そこから先は、自己管理やライフスタイルといった後天的なものが、どんどん強くなる。
たわみっ放しは、それを反映した体になる。
ダルイとか、重いとか、疲れたという感覚は、実はたわんでいることがほとんどだ。
感覚と現実にはズレがあるのは仕方がない。
休養日を設ける前提として、休みが必要な運動負荷を掛けることが必要だ。
何分もできない運動、筋力を使い切る運動、オールアウトという原則。
ウエイトトレーニングなら、1回も上がらないところ。
走るのなら、スピード持久力の限界。
これを、週2回。
あとは休養に充てたり、他の部位や要素を高める時間に使う。
実は、毎日出来ることや、何回もできる事、長時間できることは、大して運動になっていない。
休養のカードを切るには、必ず負荷をきっちりかけてから。
これは、老若男女全ての人に言えること。
体に運動負荷を掛ける最もわかりやすい変化は、段階を踏むごとに疲れない毎日になるということ。
デスクワークも、肉体労働も、楽になる。
そして、回復するにも早くなる。
筋力を使い切ってから、休養を取ってフレッシュな状態に仕上げる。
毎日をその体で旅することが、どれだけ快適か。
それで、何が良くなるのかっていうと、目に見える景色が変わる。
ストレスフルな毎日が、何でもなくなる。
人生が変わる。
同じことの繰り返しではなくて、段階的に色んなことを変えていくこと。
少なからずそんな生き方をしている人達はいて、いつも忙しそうで、やることで埋め尽くされていて、とても楽しそうだ。
限りある命という時間の中で、小さなプロジェクトも、大きなプロジェクトも達成することに大忙し。
休養は、上手く使えば必殺技。
使い過ぎれば自滅のカード。
快適な毎日を過ごすということに、どれだけ価値があるか。
それは、快適な体になって初めて分かる。
今日はこの辺で。
久々に焼き芋食べて、身も心も絶好調なムラタでした。