そこはスタートであってゴールではない
合格、卒業、就職、結婚、定年…
人生には、様々な節目があります。
一区切りと思いきや、そこにはゴールなんてなくていつもスタートしか無い。
節目を迎えるということは、やっとこさスタートラインに立つということ。
スタートラインに立つということをゴールにしてしまうなんてことは、
実は結構あると思うのです。
ゴールにたどり着くなんて、この世に居る限りは無いと思っています。
○○高校に入る
○○大学に入る
○○という仕事に就きたい
独立開業したい
みたいなことは、よく聞く話です。
本当に大事なことは、いつでも「何のために」ではないでしょうか?
将来、○○という仕事に就きたいという言葉や、
どこどこへ進学したいという話の中に、
何のためにという話を聞いたことは、ほとんどありません。
ひょっとすると、一般に多く称賛されるゴールは、
いい世間体のためのファッションなのかもしれません。
そこに、何のためにの質問を繰り返していってもブレない根はあるのでしょうか?
何年も過ぎていくと、見栄を張ることと嘘で固められていく気がしてしまうのです。
「こんなはずじゃなかった」
なんていう言葉も、飲み込むほどに自分が歪められていく。
世間体のために、自分に嘘をついていく。
住宅ローンもある(僕には毎月奨学金の返済があるけど、別に困ってはいない)。
それを積み重ねてきたカラダには、
不眠や頭痛や胃腸の不調、浅い呼吸による様々な不具合が出てきます。
「何のために働いて、どんな自分になりたいか」
進学や就職は、あくまで手段であって目的ではないはず。
現代人は根っこの考え方からアジャストメントしていく必要があるのかもしれません。
なーんて話も、患者さんと時々します。
僕にしかできない話もありますからね。
今夜はこの辺で。
おやすみなさい!