おばちゃんのレジ
近頃はセルフレジなるものが登場し、
我がド田舎にもその文化が入り込んできています。
セルフレジがあっても、僕は人のレジ打ちに並びたい…
買うモノがどこでも売っているような、量産品であっても、
は人からモノを買いたいと思います。
実際にはレジを打つ店員はアルバイトやパートだったり、
雇われている身だとしても、
僕は人を通して買い物をしたい。
自販機とか券売機とか、無人販売はここでは忘れて下さいね。
レジ打ちは、ほんの短い時間の間に細かな要素が詰まった、
いわば芸術だと思ったりもします。
たった1点の買い物においては、数十秒のやりとり。
そんな一瞬で、買う側は色んなことを感じるものです。
この日本において、高い芸術性を持った、
素晴らしきアーティスト達がいます。
それがおばちゃんたちです。
おばちゃんのレジ打ちは、早い。
いや、速い。
そして、驚く程正確です。
そして、一瞬のレジ打ちの中に、温かい空気と笑顔と愛想を散りばめてきます。
慌ただしく、激混みの時でさえ、余裕すら感じさせ、
手は目にも止まらぬ速さを見せる…
おばちゃんにレジを打ってもらうというのは、
パフォーマンスを見に行くようなものなのかもしれません。
今日は元気で明るいおばちゃんに一瞬レジを打ってもらっただけで、
ついつい僕も笑ってしまいました。
レジ打ちのおばちゃんからは、何かエネルギーが発散されている気がします。
それに比べると、若い店員のレジ打ちで芸術性を感じるものには、
久しく会っていない気がします。
若者からすると、レジ打ちは時間で雇われている中の、
作業のひとつという感覚が強いのかもしれません。
おばちゃんのレジ打ちは、日本の宝だ!!
負けるな若者!
芸術の域に達するには、ひたすら数をこなすしかない。
ここにも、人の技の基本が…
今日はここまで。
明日はアミノバリューランニングのコーチのため、施術はお休みします。
しっかり説明して施術する整体院
からだ工房らくだ