回転と整理
昨年末はブログが書けなくなって、少し苦労した時期があった。
考えすぎて頭が回らなくなったり、インプットが不足してアウトプットの源泉が枯渇したのが原因だと思った。
考え過ぎで一番邪魔だったのは「これを読んだら人がどう思うか」という気持ちだった。
文章を書くマナーとして、片隅には置いておかなければならない意識ではある。
ただ、どう見られるかばかりを気にしていたら、何もできない。
どう見られるかということばかりを気にしている姿が、実は結構イタイ。
さらに、体裁を繕って無難になればなるほど、どうでもいい存在になる。
どうも2016年は年末になるにつれて、死に至る毒素が回っていたようだ。
大事なのは、誰に何を伝えたいかだ。
文章に書く、手を動かす(キーを叩く)という習慣は、
自分の頭の中にある、ごちゃまぜになっていることを整理する習慣である。
自分の考え、方向性、意識の向き方は、
言葉に出すか書き出さないとハッキリと自覚することはできない。
頭の中が整理されていなければ、人に伝えるということもできない。
言葉で伝える、トーンで伝える、ジェスチャーで伝える、表情で伝える、施術で伝える。
整体師は伝えることができないと、まるで成り立たないと思う。
いや、伝えることは全ての人間に求められる力だ。
インプットとアウトプットはセット。
朝ラーメンの温と冷もセットでね。
最近食べてないけど。
「からだ工房らくだ」