負荷と回復とサプリ
何年かにわたって、年に何万円もかけて、
プロテインやら何やらのサプリメントを試してきた。
色んなメーカーのもの、原材料の違うもの、ビタミン、ミネラル等々、、、
栄養学的に必要と判断して、体にとってプラスになるものを使ってきた。
沢山お金を使った分、その実践と経験は、かなりいい勉強になった。
そして、そんなステップを経てから、僕は一切のサプリメントを断った。
いち早くトレーニングのダメージから回復するために、
2年程前から取り入れていたアミノ酸もやめた。
続けているものを辞めるって、結構勇気が要るものだ。
それが、今年の始めごろだった。
やめた結果、体力面や健康面で何かが落ちるかと思いきや、
何も落ちなかった。
むしろ、今年はトータルで見ればかなりレベルアップできている。
摂取していたものを断った方が、結果が出るようになった。
実は大きく変えたのは、
機能的な運動能力の開発をするトレーニングを取り入れた事だ。
器具は使わない、場所も選ばないで出来るその方法は、誰にも出来る。
眠っている機能を目覚めさせるトレーニングで、
今年はいつになく快適なランニングライフを送っている。
スポーツ業界には、年々次々と新たなサプリ、飲料が投入されてくる。
摂って当たり前。
何を摂るか。
他の人はどんなものを摂っているか。
そんな概念をクラブ、部活、市民スポーツに植え付けたメーカーは、スゴイ。
あたかも強くなりそうで、体に効きそう、良さそうなパッケージ。
中身は、糖分とタンパク質と水分の混合物で、
モノによって割合が違うだけなのに「コトバ」で魔法の商品になる。
あらゆるものを試してきて、それから全部やめた経験から言えることは、
「体にとって必要な気がして飲まされているだけ」だった。
飲んで変わることもなければ、やめて落ちる事も無い。
余分な体重は落ちるかも。
つまり、無駄であるという事だ。
「プロテイン」は、「タンパク質」を英語表記しているだけで、
「肉」を「meat」と言ったり、
「魚」を「fish」と言っているのと同じ。
飲んで筋肉が付くようなことは無い。
いやいや、そんなこと無いよ。
栄養学ではね、、、、
みたいな反論は、きちんと専門教育を受けてから言ってもらいたい。
最も重要なのは、正しいベクトルで負荷をかけて、十分に回復に時間を掛けること。
これを段階を踏んで繰り返すことだ。
よりナチュラルになる程、体は強くなる。
今日はここまで、おやすみなさい。