練習で打たれ得

静岡フルマラソンから、1週間経った。
体の浮腫みもほとんど取れて、ダメージや疲労感も薄くなった。
普段、加工食品をほとんど食べないことや、
1日1.5食ぐらいの生活をしている事が、
体の回復力や内臓の働きを助けているのだと、勝手に納得している。
そろそろ、本格的なトレーニングを再開してみた。
昨日は10000mのPRを3’30”でやる、つもりだった。
走り出してみたら体が動くので、3’25”で刻んでいたら、
5000m位で急にハムストリングスがオーバーヒートして、
6000mで辞めた。
まだ3’25”で10000mできるまでは、回復していなかった。
刻めないコンディションで、根性で絞りだしても、疲労を持ち越していくだけ。
途中で終わるのは、正直かなりみじめなものだ。
1人でやると、何人もでやるよりもまた、みじめなものになる。
ここは、頭を切り替える時。
自分の体との関係を見直す時だ。
疲労は、一晩ごとに変わる。
今日は2km×3の練習会。
スピードも出なければ、本数もこなせないのはわかっていた。
でも、やれることをやる。
2km
①6’20”
②6’14”
ここで1km1本に変えて、3’05”。
おまけで500m×1本を1’29”でおしまい。
眠りかけた体を、徐々に起こすように、息を吹き込む。
決して良いタイムでもない。
余裕も全然ない。
上手くいくことばかりではないのだ。
そんな苦い経験を、練習の中でたくさん積んでおくと、
レースが怖くなくなる。
いつの間にか、レースで楽しんじゃってる自分がいる。
トライ&エラーの繰り返し。
このプロセスが、残酷なぐらい結果に反映される。
小手先も誤魔化しも通用しない。
それがまた、走る事の良さでもある。
その経験値は、生き方にも転嫁できる。
苦い経験、打たれる事は、得である。