頼もしい相棒

人間は、安心したい生き物である。
いつの時代も、人々は心の安らぎを求めて、文化や文明を発達させてきた。
宗教が世の中に無数にあり、狂気とも思える行動を起こさせるのも、
人々が不安で何かにすがりたいという心理の裏返しだ。
残念ながら、極楽浄土が無いように、安心も安定もこの世には無い。

日本は安定志向が強い。
安定した会社、企業に就職すること。
安定の公務員、安定した仕事に就いているだけで、
将来が安泰のような幻想が国民にある。

これからの時代、それらの幻想は次々と崩壊していく。
超高齢化と、少子化の加速、人口の減少で、
経済規模はどんどん縮小する。
街から人が居なくなる。

地方公共団体の経営も成り立たないだろう。
施設、建物や設備も無用の長物に変わっていく。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
と平家物語にも綴られているように、変わらないものなど無いのだ。

世の流れには抗えない。
混沌とした時代は、どんどん加速する。
歴史も常にそうだった。

頼りになるのは、自分自身だ。
自分が頼りになるのなら、誰かの役に立てる余裕も生まれるかもしれない。
今を楽しむ、これからを生き抜くにも、健康な体があってこそ。

日本人は、頭ばかりが先に行ってしまって、
あらゆることは体で味わうしかないことを、忘れかけている。
実体として存在する体を置き去りにすると、リアルな世界からどんどん遠ざかる。

体という相棒を頼りに、今を生きる。
今を生きることが、未来を作る。
逆もまた真なり。

焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
〒421-0201　焼津市上小杉２６９

080-3288-7235（代表　村田稔明）

営業時間　9:30～20:00

定休日　第３日曜他