枇杷の木の言い伝え

「家に枇杷の木を植えると、病人が出る」
そんな言い伝えがある。
枇杷の実自体には毒もないし、葉まで利用できる有益な木。
病人が出るというのは、あっという間に高く成長するため、
日差しを遮り家を暗くするという、
昔ながらのオーバーな表現からきているらしい。
確かに、枇杷の木はあっという間に高くなり、収穫するのも大変だ。
小学生の頃、通学路の途中に生えている枇杷を採って食べ、
その種を庭に蒔いたら、巨木に成長した。
今度はその木の実を食べて、適当に捨てておいたら、
また巨木になってしまった。
摘果もせず、完全放置の枇杷の木も、季節が来れば実が成る。
熟した頃に、鳥たちの一斉襲撃が始まる。
鳥に食べられてお終いなのも気に入らないので、
こちらもハシゴを使って屋根に登り、抗戦する。
もはや、テナガザル。
採っては食べ、食べては採る。
小さい上に、実の3分の2は種だが、なかなか美味い。
体調管理の鉄則として、季節の旬のものを食べるというものがある。
ジューシーなおやつは、体に染み込む味がする。
来年は剪定したり、摘果したりして、
大きな実を付けるように工夫してみよう。
植物の声なき声を聴くのも、ひとつの楽しみだ。
焼津市・藤枝市の整体「からだ工房らくだ」
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