かかとの向こう側
今週末に迫った静岡マラソン。
残り4日となって、今更やることは、無い。
今日は軽く流す程度に走ろうかと計画していた。
朝はいつも通り基地1周6km、
昼休みに8kmPR(3’40”)
おまけで100m位の流しを10本位やって、
もういっちょ400mを67秒。
このまま、潰して叩き上げてきた脚が戻るのを待つだけだ。
今日はひとつ面白い発見があった。
シューズを履く時の踵の極め方に、
もっともっと奥があったというもの。
シューズを履く時の一番のポイントは、
踵を一番最初に固定してから紐を締めること。
踵が決まらないと、シューズの機能を活かせないばかりか、
様々な障害の原因の元になる。
特に外反母趾は、着地の際に踵が固定化されずブレることで、
足先が巻き込まれて指が変形してくる、踵の障害である。
遺伝的な要因よりも、習慣的な要因が強い。
狭い靴や、小さい靴を履いていた経歴が原因と勘違いされがちであるが、
これは逆で、大きな靴を履いていたことが原因になっていることが多い。
この点を勘違いしていると、外反母趾の親は、
子どもに外反母趾にならないために、大きな靴を履かせてしまう。
結果的には習慣が受け継がれてしまうこともある。
ただし、裸足で生活する人達にも外反母趾があることを考えると、
一番の決定打は、着地の際に踵で地面を捉えることができない、
「使い方」が問題となる。
なんだか外反母趾の流れになりつつあるので、
話を元に戻そう。
普段から、シューズを履く時には、
必ず踵を「トントン」と押し込んで履くようにしている。
今日は流しをしていて、不意に「もっとこの踵は押し込めるんじゃないか?」
と思いついた。
左足の踵を、右足のつま先でロックして、グイグイと押し込む。
グリグリ押し込んで、紐を締め直す。
反対側も同様にして、また100m位をダッシュする…
なんじゃこれ!!!!
スゲー走りやすい!!!!笑
足と靴が完全に一体になった瞬間だった。
あまりの走りやすさに、流しも追加して、400mも追加してしまった。
ショッキングなくらい、走りやすくなった。
今まで何だったんだ!?
というくらい、シューズが身体の一部になった。
今まで踵を固定していたつもりが、全然甘かったんだなと反省。
かなりフィッティングにはこだわってきたのに、
もっともっと先があったのだ。
これはランニングの大きな伸びしろになる。
そんな発見と同時に、世のほとんどの人の踵は、
全くもって極まっていないのではないかという、心配ももたげてきた。
踵を極める技術。
これこそ、子供から大人までが身につけるべき「作法」ではないだろうか。
親子ランニング教室のネタ、ひとつ見っけ!!!
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