第42回富士登山駅伝
富士登山競走、富士登山駅伝と2週にわたり、日本クラスの個人戦・チーム戦が無事終了。
これで、今年のメインレースはおしまい。
第42回富士登山駅伝競走大会、我が「見次クラブ」は10位(4時間18分36秒)
2017年8月6日開催
午前8:00スタート(JR御殿場駅前=富士山頂=御殿場市陸上競技場)
標高差:3258m
総距離:47.93km(11区間・1チーム6名)
参加131チーム(一般99、自衛隊32)
連続の入賞は逃したけれど、カバーし合って、よくまとまったと思う。
この大会だけは、少しの甘えも許されない。
その過酷なコースや環境にも、他のチームにも、容赦なく潰される。
準備に準備を尽くしても、跳ね返されることばかり。
世界一過酷と評されることもある。
全くその通りだと思う。
参加チームのレベルの高さ、過酷なコース、タスキの重み、全てが身に掛かる。
この重みに耐えられないと、スタートラインにも並べない。
準備不足でスタートラインに立った者は、まかり間違ったことに後悔する。
途切れた入賞は、最高順位を更新するという借りをつけて、来年取り返しに行く。
ここで痛い目を見て、悔しい思いをして、取り組みの成果を噛み締めながらも、練習では見えなかった課題や反省点に、1年をかけて取り組むことになる。
今年初めて任された5区・(7区・下り)は、4.24kmで1017m登る区間。
標高2085m地点から、3102mまで。
最もきつく、一番差が着くのが5区。
※参考までに
区 間 | 距 離 | 標 高 差 | |||
1区 11区 |
御殿場駅前 ~青少年交流の家 青少年交流の家~市陸上競技場 |
6.54㎞ | 往 路 |
243m 184m |
|
4.88㎞ | 復 路 | ||||
2区:10区 | 青少年交流の家 ~馬返し上 | 4.64㎞ | 往 復 | 345m | |
3区 9区 |
馬返し上 ~太郎坊 |
4.54㎞ 4.44㎞ |
往 路 復 路 |
371m | |
4区 8区 |
太郎坊 ~ 2合8勺 | 2.84㎞ | 登 り | 664m | |
2.59㎞ | 下 り | ||||
5区 7区 |
2合8勺 ~ 7合5勺 | 4.24㎞ | 登 り | 1,017m | |
3.66㎞ | 下 り | ||||
6区 | 7合5勺 ~ 山 頂 | 4.92㎞ | 折 返 | 618m |
チーム事情から考えても、最低でも50分以内では走らなければならなかった。
試走でも全く50分切りには程遠く、不向きなんじゃないかと思ったけれど、チームのために腹を括った。
結果、5区は49分6秒(区間3位)
肺が充血して口の中が血の味で一杯になり、最後は目の前が白くなった。
順位は6位ほど上げたけれど、入賞圏内まで追い上げることはできず。
登りで脚を使い果たして、下りの7区は全くカラダが動かず10分2秒(区間34位)。
順位をキープするという最低限の仕事しかできなかった。
6区でタスキが返ってくる間にも、脚筋力の限界で、ふくらはぎからアキレス腱の移行部が何度も痙攣した。
しゃがめば、腹筋や大腿四頭筋、内転筋群や腸骨筋まで痙攣を起こした。
限界まで使っている反面、脳の指令通りに、自分の思い通りに筋肉が収縮・弛緩できなくなる。
痙攣というのは、単純に負荷に耐えられなくなったという、オーバーヒート。
鬼岩寺の階段、高草山に通い詰めた成果が登りは出つつも、下りまでのキャパシティは無かったのだ。
来年はどこの区間配置になるかわからないけれど、チームのためには登りも下りも区間3位以内で戦える力は最低限欲しい。
また出直し、つくり直し。
大会の緊張が解けるごとに、カラダのダメージも表面化してきた。
今朝は全身を打ち付けたような、全身の筋肉痛を伴った目覚め。
息をしても、肋骨のすき間までもが痛い。
肩や首や、背中も全部痛い。
酸素を求めて、呼吸に使える全ての筋肉が限界まで動いてくれたのだろう。
脚に関しては、全ての筋肉がかなりの損傷を伴っている。
明日、明後日は、もっと白血球が集まってきて、炎症が進みそうだ。
車のアクセル・ブレーキの操作も、クラッチ操作も、ビンビンの筋肉痛と。
このダメージが修復されてくると、カラダもまた強くなってくれる。
まさに、破壊あっての創造なのだ。
しばらく休んで、再スタート。
この大会は、監督やチームメイト、その他サポートスタッフの協力があって、初めてタスキがつながる総力戦。
だからこそ、関わってくれる全ての人のために結果を出したい。
今年も、本当にありがとうございました!
大会の写真や映像が段々とネット上に集まってくるので、次第にアップします。
藤枝、焼津市の整体「からだ工房らくだ」