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静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

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マンモス大会に学ぶ経営学とマーケティング戦略

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体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
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この間まで、奈良マラソンシリーズとして書いてきた記事も、ひと段落。

期日のある差し迫ったものも、年賀状位になったので、

しばらくはゆっくり記事を書いていきたい。

 

「家族で奈良まで行き、ちょっと観光して、美味しいもの食べて、フルマラソンを走ってきた」

と聞けば、あぁ、遊びに行ってきたんだね、と思うだろう。

 

実際その通りで、非日常の経験と、心から楽しい時間を過ごさせてもらった。

だだし、それは息抜きでもご褒美でもない。

本気で遊ぶ事でしか、得られないものを、獲りに行ったのである。

 

僕たち自営業者にとって、

仕事に力を注ぐ事と同時に「遊ぶ・楽しむ」という事は、

絶対に欠かしてはならない。

 

なぜならそこには、自分がサービスの受け手になることで分かる事があるから。

 

「面白い、楽しい、嬉しい」

「また来たい」

「誰か連れてきたい」

 

自分がそう思えるものには、必ずや自分の仕事に活かせるモノがある。

そう思える事に価値があり、人が求める需要が生まれる。

(そう思えないモノも、やってはいけない事として教訓になる)

 

ありとあらゆる所に、仕事を面白くするヒントが散りばめられている。

自分は「見習い」になったつもりで、取り入れられるもの、

見習えるものは全部拾い上げるつもりで、受け手側に回る。

 

奈良マラソン2018は、総参加者数1万9427名にのぼり、

そのうち665人が海外からの参加という、マンモス大会である。

これに、大会スタッフ、ボランティアを入れれば、2万数千人規模になる。

 

1万9427名のうち、8041人は奈良県内在住。

残りの1万1386人は奈良県外からの参加者になる。

 

フルマラソン参加者は定員1万2000人。

奈良県民枠2000人(ネット申し込み)、

一般枠1万人(ネット申込み9000人、抽選枠1000人)

 

ネット申し込みの1万1000人の定員枠は、

エントリー開始後31分で定員に達した。

(幸運な事に、僕は奈良の中村先生が申し込んでくれた、抽選枠で当選した)

 

◇1万1400人近くが県外から

◇近鉄の奈良駅も、JRの奈良駅近くも宿が無い

◇駅から会場までの2kmは歩きでアクセスが悪い(駐車場無し)

◇コースは「終わらないアップダウン」でタイムは出ないしキツイ

◇12月の奈良は寒い

 

にも関わらず、1万1000人の枠が31分で埋まるって、

凄くない!?

 

更に、完走率が毎年高い。

2016年大会は93.37%。

2017年大会は1万1964人の出走対し、1万1032人の完走。

完走率は92.21%。

奈良マラソン2018は1万1906人の出走に対し、1万1106人の完走。

93.3%の完走率。

 

アップダウンが多く、更に寒くて、

制限時間は特別長くない6時間なのに、完走率が高い。

100人走ったら、93人は完走できると聞いたら、

自分が残りの7人に入ると思う人は少ないだろう。

完走率が高いのは、運営が上手い証拠でもある。

 

どうなってるんだ!?奈良!

奈良には、何があるんだ!?

奈良マラソン実行員会は、一体何をしてるんだ!?

 

冬の寒い山道を、42km走るために、こぞって8200円払う。

さらに、遠方から宿泊までしても、走る。

それが、31分で締め切りになるって、凄くない!?

っていうか、おかしくないか!?

 

それを解明するには、自分で走ってみるのが一番いい。

なぜ、奈良マラソンがマンモス大会に成長したのか、

見に行く価値があると思った。

そして、行ってみて分かった。

身にしみてわかった。

自分たちの事を知ってもらって、

自分たちのサービスを受けてもらって(使ってもらって)、

気に入ってもらって、

また来てもらう(仲間も連れて)。

そのために出来る事を、年々積み重ねて、改良を加えていく。

 

それって、この世の中の、全ての仕事でやる事じゃん。

(できてるかどうかは別として)

 

古今東西変わらない、シンプルな商売の鉄則が、

奈良マラソンには脈々と活きていた。

大会実行委員会の心意気が、至る所に活きている。

 

集客アップセミナーとか、異業種交流会とか、朝活とか、

ハウツーテクニックに毒されてる、残念な経営者は、

腹くくって42km走りに行ってみたらいい。

 

31分で1万1000人集めるには、どうしたらいいかが分かるから。

盗めること、拾えるものは、そこかしこに落ちている。

 

っていう理由を、後付けしてみた。

奈良マラソンが本当に凄いのかどうかは、

行った人にしか分からない。

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