介護施設で整体

週に１度くらいは出張の施術に出掛ける。

家族で整体する場合や、移動手段が限られている場合、出張を頼まれる事がある。

施術室を出て、外の世界で整体をすることはまた、

僕のひとつの楽しみであったりする。

 

出掛けた先で、仕事終わりに寄り道するのが好きなのだ。

 

今日はまた出張の依頼があって、市内の結構大きな介護施設へ出向いた。

介護施設へ整体へ行くのは初めてだった。

 

整体は民間療法という位置付けを出ず、デタラメなものも多いので、

介護医療系とは近い領域ではありながらも、水と油くらいに相容れない性質がある。

 

だから依頼があったからといって、介護施設に出入りできるかどうか心配だった。

ところが、玄関を入った途端「待ってましたよ～！」と看護師さんに出迎えられ、

他の職員の方にも快く受け入れてもらうことができた。

 

許可はもらっていると聞いてはいたけれど、

話が完全についていることに驚いた。

 

上がらない肩を動くようにして、

動かない首を動くようにして、

曲がった脚を伸ばして、

便秘がちなお腹をグルグルいわせて、

今日の施術は終了。

 

身体活動量の落ちている体には、

機能回復と代謝を起こす整体が必要だ。

 

新たな出張先ができて、行動範囲がさらに広がった。