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静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

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富士登山駅伝5区・7区振り返り【後編】成果を上げた3つのポイント

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体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
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昨日の続き。

5区は4.24kmのうちおよそ半分まで、

ズリズリと崩れ落ちるような砂礫と急傾斜が続く。

砂礫は深く、雨が降らない今年は特に崩れやすい印象を受けた。

崩れる程にロスが生まれ、脚力も消耗する。

この砂礫地帯をどうクリアするかが、5区攻略の鍵だった。

試走では帰って来る時の下りの安全を考慮して、厚みのあるトレイルシューズで登っていた。

本番だけは、上の中継所で下り用のシューズに履き替えができるので、

登りは出来る限り軽く薄いマラソンシューズを選択。

ちょっとした厚みの違いで、砂礫を崩さずに登れるかどうかの違いが出る。

厚みのあるシューズは、地面をピンポイントで捉えるのに若干の遅れが出る。

この間に足元が崩れてくる。

薄ければ薄い程、地面を捉えるのにタイムラグが出ないので、崩れる足場を押さえやすい。

本番だけでしか履けない薄いマラソンシューズは、砂礫を登る武器。

 

まだ重要なポイントがある。

登る時に地面を蹴ると足を取られて崩れてしまう。

なので「足は置くだけ。置いたらピタッと押さえる」ことと、

「引き上げる脚で登る」こと。

蹴ったら登れないので、股関節のリフトだけで延々と登っていく。

こうすれば、ほとんど崩れる事無く砂礫地帯を登って行ける。

 

結局、1人も抜かれる事無く、12位から6位まで押し上げて、

山頂区間の先輩に襷を渡した。

自衛隊の部も入れた総合では15人近く抜いたと思う。

途中、創価大で箱根を沸かせたセルナルド選手も見かけたけれど、

かなり苦しそうにしていたので早々に抜かせてもらった。

 

今年の5区のタイムは49’09”で区間3位。

昨年の49’06”とほぼ同タイム。

しかし、断トツの差をつけて区間賞を例年掻っ攫っていく選手が、

昨年より3分もタイムを落としていることを考えると、

酷暑と荒れた登山道という条件下でのこのタイムは、相当価値があるのかもしれない。

 

7区の下りは、昨年よりも1分タイムも上がり、区間7位で走り切ることが出来た。

7区(3.66km、9’02”下り1017m)

7区は前半、岩と砂が入り混じった危険地帯を抜けなければならない。

後ろから猛追してきたプロのランナーに危険地帯であっさり抜かれ、

順位を2位から3位に落としたけれど、

危険地帯だけでついた差がその後ほとんど広がらず、

余裕で目に見える範囲内で8区に襷をつないだ。

9区で逆転、10、11区で逃げ切り、準優勝となった。

7区の危険度は年々増している。

にも関わらず、ここは攻めに攻めないと一気に差を詰められたり、広げられたりする。

昨年失敗しているだけに、今年はSALOMONのスピードクロスを、

9分足らずのために準備した。

もしスピードクロスでなかったら、転倒していたかもしれないし、

下りを攻めることもできなかっただろう。

 

今回は、登りの後の消耗具合が少なかった事で、下る体力が残っていた。

身体作りが成功したなと、登りも下りも終えた後で実感した。

成果を上げたポイントは以下の3つ

股関節の屈筋・腹筋を強化したこと

蹴って登るのではなく、脚を持ち上げる方がエネルギーロスが少ない。

股関節の屈筋群は、ユニットとして腹直筋や腹斜筋とも協働している。

股関節の屈筋群のアンカーになるのは、横隔膜であり、

横隔膜を強化できることは呼吸機能の強化にもなる。

地面の反発力を得ずに脚を持ち上げ続ける筋力とスタミナを養成したことで、

結果的に脚力を温存できたことが、悪条件でもタイムを落とさなかったことにつながった。

下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)の強化

蹴らずに股関節の屈筋群を使って登る一方で、支点となる接地点が揺らいではロスが出る。

置いた足をピタッと押さえて安定させるために、今回はかなり下腿三頭筋を強化した。

つま先で蹴って登るのではなく、支点として踏ん張りが利くように、

それから膝関節の安定性のために、下腿三頭筋の強化は欠かせない。

呼吸筋の強化

標高が上がる程に、酸素濃度も薄くなる。

急傾斜地で筋力を使えば、酸素の消費量は増える。

供給が追い付かないのに消費ばかり増えていくと、酸素負債を抱えることになる。

酸素負債はそう多くは抱えられないので、供給量を多くしないといけない。

低酸素下では体中の細胞が酸素を求める。

横隔膜を中心とした、呼吸に参加できる筋肉を極限までフル活用することで、

酸素負債はかなり抑えることができる。

呼吸筋トレーナーを使って、毎日継続的に呼吸筋を強化したことも結果につながった。

補強では意味が無い

上記3つの強化ポイントは、かじる程度の「補強」ではない。

徹底的に強化する、最重要課題として取り組んだ。

スイッチを入れるとか、刺激を入れて使えるようにするみたいな、生半可なものではない。

いわば「開発」に近い。

走るという動きの中で、全身がユニットとして連動するように、

自分自身の身体を思い通りにコントロールするための強化。

およそ半年間取り組んできて、

冬の駅伝や春のロードレース、トラックでも一定の成果を上げ続けている。

来年もまた、5区で戦う

随分と長くなってしまった。

書くことはまだまだあるけれど、今日はここまで。

毎年悔しい思いをして、打ちひしがれて、焦りを感じて、

創意工夫を重ねてここまで来た。

来年こそ、5区の区間賞、7区の区間賞を獲って、日本一になりたい。

人体実験と、能力開発はまだまだ続く。

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