カフェラテブースト

いつもと違う空気の匂いに一瞬、季節感が揺らぐ。

暖かい静岡とはいえ、例年ならまだ冬真っ盛りの立春の２月４日。

今朝は、暦通り春が来たのだと感じた。

この時期にこれだけ暖かいと、何だか気持ち悪さもある。

森町ロードレースから一夜明け、体の大きな筋肉に痛みがある。

特に、背面の筋肉は、焼け付くように痛い。

レース後、定番の筋肉痛だ。

どれだけ筋肉痛が酷くても、関節が傷んでいなければ、動きに支障は無い。

「うん、大丈夫」と体と会話しながら、１日を始動する。

 

今日は、僕がずっと隠してきた、一部の人にしか公表していない、

ボディメイクの秘密を書いてみたい。

もう３年ぐらい、朝食は同じルーティンを繰り返している。

朝食と言っても、飲みものだけ。

体にとってベストなものと、美味しさを突き詰めていったら、こうなった。

たまに外泊する事があったりして、宿泊先でこのルーティンが崩れると、

ベストパフォーマンスが出来ない事がある。

 

朝食は、コーヒーだけ。

毎日同じ、レースに出る時も同じ。

特に、走る前はこれしか飲まない。

これは、内臓に負担を掛けないために、消化吸収のメカニズムから導いた。

 

昨日も、１杯のコーヒーでゴールまでたどり着いた。

１杯で、最低でも４０ｋｍは走れる事は実証済みのコーヒー。

 

コーヒーミルで挽いた豆を、ドリップする。

フレンチプレスか金属フィルターかは、気分で使い分ける。

どちらにしても、コーヒー豆の油分が濾されてはいけない。

油分が大事なのだ。

 

そこへ、ラードを入れる。

量はテキトー。

最初は測っていたが、段々と面倒くさくなり、量も増えていった。

大体５０ｇ前後は入れてる。

色々と試行錯誤した結果、ラードが美味しくて、調子がいい事を見つけた。

それを、ハンドブレンダ―で撹拌して、カフェラテに仕上げる。

香り高くてマイルドな１杯の出来上がり。

繰り返しになるが、朝食は毎日これで、走る前もこれ１杯。

距離が長いレースの時は、ハチミツを入れたりもする。

あとはアレンジで、シナモンやティースパイスを、香り付けで入れる事もある。

さじ加減は、気分で決める。

机上の栄養学からしたら、こんなのアウトである。

しかし、実践の栄養学からしたら、最適な答えである。

僕は１日に３、４杯はこれを飲む。

 

脂肪分を主食に生きている。

 

脂肪分は１ｇで９㎉だから、５０ｇ入りで最低でも４５０㎉になる。

４杯で１８００㎉で脂肪分は２００ｇとなるが、毎日これだけ飲んでも、人は絶対に太れない。

油、脂で人は太れないのである（あと５０年したら常識になる）。

重要なのは、脂の質だ。

 

最近、「前より絞れてる」と言われる事が増えた。

変わった事と言えば、コーヒーミルを新調したら、

コーヒーが美味しくなったので、飲む回数が増えた事だ。

体の動きが前よりも良くなって、結果的に脂肪が薄くなって、筋肉は発達したように感じる。

ブラックのコーヒーも、ラード入りもよく飲む。

ラード入りは、撹拌すると香りが一段と深くなって美味い。

何杯飲んでも、毎日飲んでも、飽きない美味しさ。

 

クリーンな脂で体調が変わる事に気づいて、

混ぜ物の無いラードに行き着いた。

無味無臭なのに、料理や飲み物に入ると、主役を引き立ててコクが出る。

クリーンな脂なら、胃もたれも胸焼けもしない。

お気に入りは、ピッグラード。

１５ｋｇ入りを、３～４カ月で使い果たす。

冷蔵庫、冷凍庫の中は、常にタッパーに移したラードがスタンバイしている。

 

体を絞って筋肉を増やすには、ローカーボでプロテインという常識が定着した。

ボディメイクには、ローカーボもプロテインも、考えなくていい。

味気ない飯食って、腎臓に負担かけてプロテイン太りするよりも、

ハイファットで体を目覚めさせる。

 

何度も書くが、ラードのカフェラテは、クセが無くて本当に美味い。

カフェラテは、僕のエナジーブーストだ。