守る脳と眠れる筋肉
体の動いていない場所を、動くようにする。
それを繰り返して全身の連携、連動を上げて体を整える。
日頃の施術はシンプルに表すと、これをしている。
時々あるのが、何らかのトラブルが原因、きっかけで、脳がある部分を守るようになってしまうこと。
同時に、筋肉が動き方を忘れてしまった場所がある。
脳からの指令が届かず、筋肉が眠っているような状態になる。
もしこれに自分で気が付いて、もう一度動きを復活させることができたら、スゴイ。
治療家の仕事は一気に減るかもしれない。
世の中の感性の鋭い人は、そういう芸当もやってのけるかもしれない。
でも、実際問題これを元に戻すには、外側からの働きかけが要る。
脳にも、筋肉にも、動かし方をもう一度教え込む。
「ここ動かしてくださいね」
「え?どうやって動かすんだっけ?」
「ここを、こうやって…」
「あぁ!そうでした!」
みたいな、そんなやりとり。
肉離れをきっかけになる場合、関節の炎症が原因の場合、癒着が原因になる場合、動かす範囲と動かす頻度による場合、オーバーユースによる場合、色々ある。
忘れた記憶を呼び起こして、歯車を噛み合わせるように動かしていけば、生活の場面や運動のシーンで明らかな違いが出る。
動かし方を、思い出す。
整体でできることは、こんなイメージ。
答えは体が知っている。
今日はそんなことをまとめてみました。