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静岡県焼津市(大井川町)藤枝市の整体院、癒しから骨格調整・骨盤矯正まで、身体の仕組みに沿った見立てと施術「からだ工房らくだ」

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詰める程に心理戦なのだ

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体の本質を研究する整体師、元消防士でランナー スポーツ障害のケア、癒しから調整、矯正まで
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今日も1日、お疲れ様です。

WBCの日本は負けても、決勝戦は日本国民全員に観て欲しいというのが僕の願い。

 

今日は仕事をしながら、一瞬手が空いた時に日本対アメリカをチェック。

予想通り、どちらも均衡した締まったゲームをしていた。

乱打戦も悪くはないけれど、一進一退や膠着したゲームの方が、ずっと引き込まれる。

 

今回のWBCを観ていても分かるように、レベルが上がる程にまぐれは無くなる。

運良く切り抜けるとか、たまたま打てたとか、そういうのが無くなる。

少しでも甘いボールになれば、全て打たれる。

たった一例も許してくれないのが、一流だ。

 

だから、基本的に凡ミスはあり得ない。

全て狙って意図して行わない限り、突破口は開けない。

 

対戦相手と、ほぼ互角の力であったら、何が勝敗を左右するのか?

前日の食べ物?

飲んでいるサプリメント?

履いているシューズ?

 

違う。

そこで勝敗が分かれるのは、アマチュアの中の更に3流草野球クラスの話だ。

 

勝負の分かれ目になるのは、人間の心だ。

レベルが高くなる程に、プレーはほぼ機械的になっていく。

正確性、精密さが増して、ミスが出なくなる。

相手の正確性を鈍らせる、ミスを誘うには、人間の心を揺さぶるしかない。

 

どんな競技も、突き詰めていくと勝敗を分けるのは心理戦なのだ。

相手からの揺さぶりを、どうしのぐか。

相手の心理を、どのようにしたら撹乱させることができるか。

 

プロスポーツが人々を魅了するのは、そこに心理のせめぎ合いがあるから。

華やかなプレーの陰で、実は僕らはそこを無意識のうちに楽しんでいる。

 

その一方で、どのようにしたらもっと打てるかといったことや、

どのようにしたら捕球のミスが無くなるかといったことは、

実は戦う遥か以前の「準備段階」ですることであって、戦略以前の問題だ。

 

多くの高校球児がこの準備段階に3年間を費やしてしまって、

実戦での戦い方にはほとんど手が回らないまま、夏の最後の大会を迎える。

準備段階をひたすら押さえて勝てるのは、せいぜい地方の2、3回戦であって、

最終的に決勝を勝ち上がることはできない。

 

これは、世の多くの野球指導者が陥る、落とし穴だ。

トレーニング法や器具を使ってカラダを大きくすることや、

優れた施設や道具を使って練習して技術を磨いても、それでは勝つことはできない。

準備段階と戦い方をはき違えると、ろくなことが無い。

 

だって、そうして準備を整えて土俵に立つのは「当たり前」だからだ。

全部完璧に整えて、本来は五分五分なのだ。

ところが、実際には準備不足の所が多いから、相手が勝手に自滅していくことになる。

 

WBCの準決勝、決勝クラスになれば、

それぞれが五分五分で準備ができている選手、チームが対戦することになる。

だから、本当の意味での戦いが繰り広げられていて、目が離せなくなるわけだ。

 

これは、マラソン、駅伝、陸上競技、

ロードレース、トレイルレースにも言えることであって、

いくら速くなるノウハウをつぎ込んだところで、

強くもならないし勝てるようにはならない。

 

本番は、相手とどう戦うかが求められる。

戦えるようにしておくのは当り前の準備であって、ゴールではない。

 

今日のWBCの勝負の分かれ目は、

日本を慌てさせるアメリカ選手の判断の速さと、思い切りの良さ。

8回に松田の守備のミスをさせたのは、芝でも雨でもなく、

3塁ランナーの全力ダッシュだった。

 

ゆるい打球に、全力で走るランナーが視界に入れば、焦るよね。

 

WBCの後は、春の甲子園でお楽しみくださいー!

 

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Comment

  1. 酒井健司 より:

    なるほど〜。確かにそうだね。このクラスともなるとピッチに立つ時点までの準備で、勝負の半分はついているのかも・・・。

    セカンド菊池の守備のミスは、どう見る?(^_^;)

    • toshiaki murata より:

      菊池のエラーはかなり速い打球でしたね。
      雨でバウンドもスリップして、処理しきれなかったように見えます。

      エラー後のチャンスに付け込んで、きっちりタイムリーを打ったアメリカ。
      打者の読みをかわせなかったバッテリーの甘さが出た場面でしたね。

      いつもブログを読んで頂いてありがとうございます。

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